【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

スポナビブログの閉鎖に伴い、引っ越し。無くなっちゃうのは忍びなかったのでアーカイブです。基本、更新はしない予定

まずは結果! 前後半でアップダウンが激しかったのは課題だけど

ハーフウェーラインよりやや自陣よりにいた富澤清太郎からの低い速めのロングパスがサイドに伸びて、裏に抜ける齋藤学が右足甲でワントラップ。

彼が選んだのはトラップと同時にインに切り込む作戦。それに対して、バウンドの方向を見誤ったのか、清水DFの吉田豊が出遅れたのは一瞬でしたが、学がキーパーとの一対一に持ち込むには十分な一瞬でした。吉田を置き去りにしたペナ角付近から、ぐいぐいと最短距離でゴールマウスへ向かうと、優れた反射神経を持つU22守護神の櫛引の足をかすめてゴール。彼らしいゴールに、サポーターに向かって拳を突き上げるドヤ顔もいつになく決まってます。

前半はマリノスが、後半は清水がもっと得点をあげてもおかしくないシーンがありましたが、結果的には1-0のまま、ゲームが終わることになります。

マリノスからすれば、2試合連続の完封で2連勝。中盤では互角以上にボールを奪うことができていましたし、清水のディフェンスラインの裏を狙う動きで再三に渡って、相手守備を苦しめた。

富澤のコメントにあるのですが、この清水のディフェンスラインが浅いために裏を狙うこと、またセンターバックサイドバックの距離に課題(by樋口監督)があったことは事前からスカウティング結果として、明確に伝えられていたようです。研究の結果も素晴らしく、それに狙い通り応えた選手も素晴らしいですね。

ただし、決めるべき2点目を決められず、相手に退場者が出たのにもかかわらず、冷や汗ものの逃げ切り勝利という内容には不満が残ります。

前半はゴール以外にも学がいい崩しを見せていたのに、後半にはヤコビッチに子供扱いされるように簡単にボールを奪われることも珍しくありませんでした。にもかかわらず、樋口監督が80分の兵藤投入まで微動だにせず、リズムを変えようとしなかったこと、これもまあ今に始まった事ではないのですが、用兵は疑問です。この後の過密日程をどうするのでしょうか。

もうひとつ、この試合で出た両軍計6枚のイエローカードについてですが、68分からのわずか3分間に小林祐三伊藤翔、富澤に警告が出されました。

さらに77分には清水・杉山にこの日2枚目の警告が出て、退場に。さらに試合終了直前には中町公祐が相手を倒したとして、警告を受けます。

ひとつひとつの判定の正誤を問うことはしませんが、あれ?本当に警告を出す必要まであったのかなあという印象はあります。

杉山の2枚目にしてもそうで、中村太主審が感情的になっていたとは思いませんが、マリノスに立て続けに3枚出したことの延長に杉山の退場があったとすれば残念です。なんとなくジャッジへのフラストレーションもあり、小林とノバコヴィッチが顔をくっつけてにらみ合う事態も生まれてしまいました。中町のシーンなど、ずいぶん遅れて主審が追い付いたから、ちゃんと見てなかったのがスタンドから見えていたんですけどね(苦笑)。中町も判定にめちゃくちゃ怒っていました。清水側から見ても同じようなシーンがありましたね。

ただ審判の影響だけでなく、低調な後半戦だったと言わざるをえません。マリノスも足が止まったのか、攻め疲れたのか、ファウル合戦に自ら持ち込んでしまったのは課題です。

後半ATの大前のサイドネットを外から揺らして、清水側が歓喜してしまったシーンや、その直前に混戦の中、ゴール前8mの距離から撃たれたシュートが最大の見せ場でしたね。大前自身がゴールと勘違いしたのだから、そりゃベンチの監督も、スタンドのサポも喜んじゃいますよね。マリノスのゴール裏からは入ってない確信がありましたが、あまりにも皆が喜んでいるので「えっ・・・」ってなりました。

基本的にはマリノスが試合を支配していたから、最後の最後でゴールを許さなかったのかもしれません。とくに榎本哲也が倒れ込んだところにシュートが飛んできた(ように見えた・笑)のときは心臓が止まるかと思いました。よく弾かずにキャッチしたものです。

ただ、記事タイトルの通り、大事なのは結果です。内容も少しずつマリノスらしくなってきました。まだまだ上積みがあると思わせてくれています。

伊藤翔の頑張りも胸をうちます。すっごい頑張るじゃないですか。

IAIスタジアムは見やすくて、桜海老しらす丼もめちゃくちゃ美味しくて、アウェイスタンドは終始陽なたで最高でした。

ちなみに、前半素晴らしく、後半グダグダだったマリノスの試合と、我が家の遠征の展開も酷似していたのですが、この場でご報告です。

駐車スペースがさっさと一杯になってしまうのですね。いろいろ臨時駐車場をたらい回しにされた挙句に、エスパルスドリームプラザという港のそばのショッピングモールに車を入れました。スタジアムまで約3キロ。普通の路線バスに乗るのですが、片道240円。ん、ちょっと高くないか?

ただ我が家は、スタジアム周辺に停められないことを悟った時点で、妻だけを下して席取りに向かわせたのがナイスすかうてぃんぐで、父子のスタジアム到着はずいぶん遅れたのですが、焦ることもありませんでした。

ですが試合終了後にいろいろありました。

5時すぎにスタジアムを出たのにもかかわらず、バスに乗るまでが大行列で40分。そして道路がまた大混雑で上記の駐車場に戻るまで40分ですよ。これには子供もグズるし、参りました。

さあ早く帰りたいから高速で休憩取らないぞ、トイレを今のうちに済ませて…と思ったら、妻の携帯がない!

えっ、バスに忘れたか!慌ててバス会社に連絡をしたのですがどの営業所のバスかも分からないため、車庫にバスが返ってきて順次調べてもらうのを待つしかありません。自分たちでも来た道を調べたりしていたのですが、ソフトバンクショップに尋ねたら、GPS機能を使用して、今自分たちがいるエリアの半径1キロ以内に携帯があるというではないですか。

バス会社だけではなく、交番に届けてみよう。近くにある交番は…と調べたら、なんと駐車場の隣に。で、交番に入った瞬間、机上に見慣れた携帯が置いてあったらしいですよ、「それ、私のです!!」 聞けば、バスから降りた後、子供を抱きかかえたときだかにハンドバックからこぼれて路上に落ちてしまったようす。見つかって良かったですねと言ったお巡りさんがイケメンだったらしくて話し込むと、どうやら届けてくれたのはサッカー帰りの清水サポの方だったそうです!!

なんと心優しき清水サポ。ドリームプラザでiPhoneを拾ってくれた方、もし見てたら心から御礼申し上げます。

結局、帰り道は眠かったですけどノンストップで飛ばしました。夜遅くなったせいで高速の渋滞も概ね解消していましたし。

やっぱりJリーグは最高や!!

こんなこともあるけれど、アウェイはやめられません。Kさん、今度の甲府は一緒の車で行きましょうね!

清水の皆さんが横浜で落し物しても、私、必ず届ける所存です。

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

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