【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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うららかな秋晴れの練習試合は来季に繋がっているか

樋口監督の今季限りでの退任が発表となった翌日の16日、マリノスタウンでは湘南ベルマーレとの練習試合が行われた。

湘南には熊谷アンドリューの姿あり。近頃ベンチに入っていなかったのは、怪我かと思っていたが、この日元気にプレーしていたのを見ると、単に最初のハネムーンが終わってしまっただけか…。

2千人収容のスタンドにはざっと7-8割程度の入り。まったく3週間も間を開けられると同じくマリノスに飢えてしまうのだろう。秋晴れで、着込んできた上着を抱えながら観戦している。

形式は45分×2。前半は浦和戦で先発した11人が、主力組としてプレーした。

GK榎本、

DF小林、栗原、中澤、下平

MF兵藤、ファビオ、佐藤、俊輔、齋藤

FW伊藤

スコアは2-0。セットプレーの折り返し球を下平が流し込んだシュートと、流れの中で生まれた2点目は白眉。俊輔から小林にきれいなサイドチェンジがスイッチとなり小林がエリアに侵入し、シュート。弾かれたボールに伊藤が反応して、ゴール。やりゃ出来るじゃん!の声がスタンドから。

湘南の鋭く早いカウンターとパス回しには手を焼く場面も多数。マリノスがどうこうよりも、湘南の練度が本当に上がっているなあという印象。何しろリーグ戦翌日であちらはBチームですから。それなのに連携、高い。

見慣れたせいか安心感の出てきた兵藤とファビオのダブルボランチは、やはり安定しており、浮き球を跳ね返す意味でも、ゲームを落ち着かせる意味でも機能。控えの本職選手たちがまだ時間がかかりそう(後述)で、次節の神戸戦は、アクシデントがない限り、兵藤・ファビオで決まりかな。

俊輔も普通にプレー、45分できたのでとくに問題なさそう。そこは安心。

さてメンバー総入れ替え(1本目の途中で佐藤→藤本)で臨んだ後半。

GK六反

DF北谷と思ったら練習生、小椋、練習生、奈良輪

MF中町、富澤、端戸、藤本、松本

FW藤田

北谷はJ3に召集、喜田と天野は姿を確認できたがまだ怪我が癒えないのか出場せず。あれれ、矢島はまた離脱か?

後半は開始1分で失点。立ち上がりすぎて見てませんでした、すみません。すぐに富澤から右SBへロングパス、端戸へ繋いで得点をあげるも、またまた直後に中央をドリブルでぱかっと割られて、失点。

この日の小椋はへぇー、CBで起用かと思ったらよほど水が合わなかったのか、球に行かなきゃ振り切られ、行ったら抜かれで、散々。途中で富澤と交代でボランチの位置に入ったが、小椋は最終ラインの人じゃない。

中町、富澤も全然本調子ではない。練習試合と言ってしまえばそれまでだが、試合勘の前にそもそも激しさが不足している。

これを見る限りは、神戸戦は彼らはベンチスタートが無難だろう。ただ確かに、残り3試合、指揮官は退任が決まっていて、どこまでコンディションを上げる必要があるのかは微妙なところだ。

来季、噂される外国籍の監督を含めて、どのような人物が指揮をとっても、いくらクラブが今季までに積み上げたものの継続を求めても、用兵は変わる。学や優平の位置はまったく安泰ではない。

そして、兵藤・ファビオコンビがボランチの第一選択肢になる可能性も薄い。

来季スタートダッシュを図る我々には今季の1試合たりとも無駄にしたくない。そういう意味で「現時点での」と注釈のつかないベストチョイスを見たいのだが。

ま、ラフィーニャが来季もいる前提なら、彼が不在の時点でベストも何もないかもしれない。

ちなみに、俺たちの優平、端戸仁は頑張ってました。それなりに良かったように映りました。藤田は、ミスの後に上向いて、富澤に怒られてたかな。伊藤翔も、得点シーン以外にはあまり見せ場なし。よく働いてはいたのですがね…。

今季の対外練習試合はこれでラストだろうか。もちろん気になるのは、来季の指揮官が誰で、どのようなサッカーを志向するのか、ということ。この試合と、来季はどのように繋がっているのだろうか。

目の前のことに集中しつつも、どこか来季に思いが向かっているような、樋口監督が続投だったならば訪れるはずのない空気がマリノスタウンに漂っていた。

あと3試合、それからその先へ。まだ戦いは続く。

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