【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

スポナビブログの閉鎖に伴い、引っ越し。無くなっちゃうのは忍びなかったのでアーカイブです。基本、更新はしない予定

2017年の幕開けに寄せて

兵藤慎剛へのエールを書きかけて、やめてしまいました。

背番号10に続いて7も空き番になりました。そして11の齋藤学の去就がまだ明らかにならない中で、本日の新体制発表会を迎えます。

磐田のユニフォームが飛ぶように売れて、名波監督の横に座る俊さんの表情はどことなく煩悩から解放されてスッキリしていました。

それを見ると、この移籍が正しかったかどうかはまだ分からないとしても、少なくとも避けられなかったものだったのではと思います。

マリノスが失ったのは、ユニフォームの売上の何割かなどではなく、タスキのように繋がれてきた系譜のような無形財産ではなかったでしょうか。

それでもマリノスマリノスという考え方もありますが、私の考えは違います。やはりこのオフに、マリノスは変わったのです。変わってしまったのです。その象徴が磐田の新入団会見でした。

そして、兵藤の思い出も俊輔と同じくらいあるので、せめてそれくらいは書きたいと思ったのですが、もうだめでした。

ところで、なかなかデーハーな新ユニのデザインが漏れてしまいましたね。

まだ何番の背番号を買うか決めてません。12でおさめてしまうよりは、昨年までの10と同じく、より思い入れを持てる背番号を探せたらと思ってます。

4や8のようにマリノスへの忠誠を隠さない選手がいいかもしれません。

そう。こんな年だからこそ、私はいつも以上に気持ちを入れて、横浜F・マリノスを応援します。

ウーゴも来日しました。新しいマリノスが始まります。

そして、このブログについてです。

改題について考えましたが、やはりケジメが必要です。この記事で一旦お別れすることにします。長い間、お読みいただきありがとうございました。

またどこかで、マリノス応援を発信したいと思っていますが、少し充電期間を頂きます。

ただ繰り返しになりますが、私は中村俊輔のいるジュビロ磐田ではなく、中村俊輔のいない横浜F・マリノスを応援します。

また、どこかでお会いしましょう。

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前略 中村俊輔様

レジェンドだったドゥトラが引退した時と同じように、世界で私が一番好きなフットボーラーの退団という節目を受けて、筆を執ります。

私や貴方がまだハタチそこそこの頃、すなわちまだシドニー五輪よりも前、日本で流行した有名な恋愛小説の書き出しに擬えると、こんなでした。

中村俊輔は、私たちの全てだった。

あの左足も、あの真っ直ぐな瞳も、不意に見せる少年のような笑顔も。

もしもどこかで俊輔が辞めたら、私たちはきっと駆けつけると思う。

たとえどんなに遠く離れていても。もう二度と同じチームにいることはできなくても。

「もう二度と」

引用元の小説を読んだ時、私たちマリノスサポーターの多くは、中村俊輔との別れは即ち、現役生活のピリオドと同義と思っていました。ですから、「二度と」、という表現がしっくり来ました。

今の私の願いは、貴方がトリコロールの10番を三度背負うことです。

2018年、貴方は40歳になる。恐らくそれがラストシーズンなんですよね。新しいクラブと2年契約? 今年のオフ、貴方はやはり違約金を払ってでも貴方に訪れるであろうマリノスのオファーを受けるべきだ。そして、マリノスはこの1年全力で貴方に胸を張ってオファーできるクラブに再生しなければならない。

2010年、イタリア、スコットランド、スペインを渡り歩いた貴方はまだほぼ全盛期の姿で日本に、横浜に還って来てくれました。貴方が見聞きしたものをマリノスに還元するために。まだマリノスで果たしていない優勝を遂げるために。

世間には意外な選択であり、確かに同年に控えたW杯のためでもあったかもしれない。あるいは前年に帰国が有力視されながらもエスパニョールに渡ったことを良しとしないサポーターもいました。残念ながら私は当時の経緯をよく知りません。

ただ無邪気に、その年、愛する妻との間に生まれて来た長男に「しゅんすけ」って名前を付けたんです。あ、その話は、過去二度に渡って直接お目にかかった際に、お伝えした通りです。まあ、日本全国津々浦々に、貴方の影響でしゅんすけと名付けられた子はいるはずですけども。

やがて我が家の週末は、貴方を観に行くことが中心になっていきます。明らかにマリノスを、中村俊輔を追いかける前と後では、家族の団結力が変わったのです。

2012年、年末に熊谷で浦和と天皇杯を戦った頃から、俊輔が引退するまでとにかくこのプレーをまぶたに焼き付けようと私は突然マリノスサポーターになりました。

そして13年の快進撃。後一歩で優勝を逃してしまいましたが、MVPは中村俊輔の手に。さらに天皇杯優勝は、忘れられないあの国立競技場。このブログを書き始めたシーズンのことを思うと、甘酸っぱい気持ちになります。

毎試合、マリノスの全ての試合が見られるスカパーを契約して、そのお世話になり始めても。

アウェイの試合をわざわざ観に行くなんて、酔狂で、時間と金の余った人がやるものだと思ってました。

年間チケットや、ユニフォームを買うなんて、無駄遣いだと思ってました。

同じ試合を二度も三度も見返すなんてあり得ない。

全部、中村俊輔のせいで、そうした常識は覆されたのです。

楽しかった。日本全国いろいろ旅をさせてもらったし、車の走行距離も、マイル貯蓄も、大幅に伸びた。行く先々に、素敵なマリノスとの数時間と、ご当地の思い出が詰まっています。

ああ、不思議。

今もはっきりと思い出せるんです。

味スタでの終了間際のダメ押しゴールの後、貴方のチャントを歌い続けた最高の約5分のこととか、吹田で東口を相手に叩き込んだエグすぎるフリーキックとか。あ、15年の鳥栖復権を告げたアシストもカッコよかった。

名場面はもちろんホームでも同じですが、一つ一つそれを思い出していたら、書いていたら、おそらく開幕まで間に合わないでしょう。ですから、それは同じ時代に生まれたラッキーな目撃者の一人一人が語り継げばいいのでしょう。

これからも、中村俊輔が出る試合には多く名場面ができるはずです。

開幕戦こそ対戦カードが違いますが、敵として日産スタジアムに貴方が帰ってくるのを思うと、胸が締め付けられます。あのチャントも歌うことができない。

NHKやら、スポーツ紙の一面を眺めると、この移籍の衝撃の大きさを改めて客観的に見せつけられる気がします。

どうして、こうなった?

どうして?

中村俊輔がシャーレを掲げる姿を追い求めた、私たちの旅は一旦ここで休止となります。

それでも、私は、私たちは、日産スタジアムで敵の選手としてではなく、三たびの奇跡を信じて、帰りを待ち続けてみようと思います。契約に復帰条項を盛り込もうとした、長谷川亨社長のささやかな抵抗を支持します。

俊輔選手、これまで本当にお疲れさまでした。

君は中村俊輔のプレーを見たことがないのか?と、私の生が続く限りできる自慢をいくつもくれて本当にありがとう。

残りの現役生活、少しでも万全の状態でプレーできることを祈っています。

マリノス戦以外での大活躍を願っています。

そして、また会いましょう。俺らの誇り。

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榎本哲也のゴッドセーブを愛していた

横浜の守護神という言葉が本当に似合っていた。2016年、あれほど決定機を止めたゴールキーパーが日本にいたでしょうか。

他の追随を許さない集中力と反射神経が哲也の武器。GKとして恵まれているとは言い難い体躯の全てを使って、止め切る。我が身のこの白い線だけは絶対に破らせない。

1試合に何度かは、失点を覚悟する瞬間というのがあります。GKが1対1になってしまった時、狙ったオフサイドが取れなかった時、こぼれ球がフリーな相手に渡った時、セットプレーでマーカーが振り切られてしまった時。

絶望の淵からマリノスを、私たちを救ってくれたのはいつも榎本哲也でした。

年初のレギュラーは後輩の飯倉大樹だったために、最初はルヴァン杯から。ビッグセーブを繰り返し、幾度もチームを予選敗退の危機から救います。飯倉の不調もあって再び守護神に返り咲いた哲也は凄かった。

間違いなくルヴァン杯ベスト4進出は彼の力であり、もっとも進化した姿を見せてくれました。J1でもトップクラスのパフォーマンスだったと思います。

それにもかかわらずマリノスは、コーチ兼任というオファーをし、プレーヤーとしては高い評価をくだしませんでした。マリノス強化部からすれば、功労者だからこそ今後の道を用意したと言うかもしれません。

ただ彼自身も、また周りからみても、肩たたきをされるような状況とは思えません。

一つには年齢。今年34歳。騒ぐほどではないけれど、若返りをはかるチーム方針では整理対象。

そしてもう一つは、哲也の最大の課題である足元の技術でしょうか。長所よりも短所に目が行くと、そうなのかもしれません。確かに、最終ラインで中澤佑二栗原勇蔵が横パスを繰り返した挙句に、出しどころがなくなって哲也へというシーンは思い出すだけで胃が痛くなります。

良くてタッチラインを割り、悪い場合は相手へのダイレクトなプレゼントパスに。それすら、今は愛すべき思い出になろうとしています。GKとしての能力が向上してきたのに比べると、足元はなかなか上手にならなかったのは確かです。

それでもマリノスの低評価に、神と呼ばれた男はさぞ傷ついたことでしょう。あのゴッドセーブに加えて、足元まであったら、それはもう哲也じゃない。

そして、浦和はそのGKの基本能力に高い評価をしました。日本代表のレギュラーである西川周作よりも優っている点を認めたということでしょう。高いPKストップ率などはその一つの例です。

本当に哲也はマリノスを去るべきだったのでしょうか。

6歳からマリノスしか知らない男。マリノス一筋で、ここで引退することが自らの夢であり、目標だったはず。

マリノスが戦力外とした」という藤井記者の表現には誇張と思います。著しく評価に開きがあった、到底受け入れがたい評価だったという言い方が妥当ではないでしょうか。

どちらかが良い悪いという話に仕立てようとする駆け引きが存在するのは確かなようです。その事があと味の悪さを醸し出すことがとても残念です。

あのゴッドセーブはもう他の誰かのために。どうせなら西川の代わりじゃなくて、ポジションを奪ってしまえよ哲也。それで少しは気持ちがおさまるかな。

マリノスはこのキーパーを流出してしまい、飯倉を中心に据えた戦いに挑みます。

あっ、そんなことを書いてたら俊輔のリリースが来ましたね。

いよいよです。

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今日この日

この時期は、土日の先々の予定が立てられなくて困ります。

試合がある日までは分かっても、ホームなのかアウェイなのか、キックオフの時間も分からなくては友達との飲み会すら入れられません。

上半期の旅行日程を左右する大事な試合日程ですから、毎年、某掲示板で漏れてくる情報が大好きです。半分以上はデマなんですけどね。

ところが、さっさと開幕戦のカードが報知に掲載されました。

仙台―札幌

鹿島―FC東京

大宮―川崎

横浜FM―浦和

清水―神戸

G大―甲府

C大―磐田

広島―新潟

鳥栖―柏

2月25日、いずれも左側がホームだそうです。キックオフ時間は掲載されていません、おそらくまだ調整中でしょう。

去年の開幕戦はサタデーナイトマッチに選ばれたので、18:30キックオフの仙台戦でした。2月のナイターはエグかったですね。

スカパーの放送がなくなったので、サタデーナイトマッチはありませんが、BS1のために19時キックオフの試合は1試合はあることでしょう。そこには選ばれたくないです笑

新参者の私には馴染みがないのですが、開幕を浦和と戦うのはこれで6回目だそうです。過去は4勝1分と非常に良い相性です。今年で25シーズン目を迎える中で、チーム数が少ない時期もあったとは言え、6回目というのは確かに突出してます。

今回はどうでしょう。浦和はゼロックス杯、ACLの2試合を戦ってからこの開幕戦に臨むことが決まっています。

対するマリノスは、浦和戦が初公式戦。試合勘という点では浦和有利。また直前のACLはアウェイで豪州遠征だそうで、普通なら大きな負担となりますが、今年も補強敢行中の浦和の戦力ならきっちりターンオーバーするでしょう。

今年、主力の入れ替わりが確実な(涙)マリノスには熟成期間が必要であり、その意味では完成度が高く、好ましくない相手と言えるかもしれません。

ただし、どうやら今年は補強もここ最近の中では前倒しが進んでいるようで、キャンプ次第では戦い方が大きく進むかもしれません。

新年2日目の昼になりましたが、まだIN OUTともリリースはまだありません。契約更新もまだです。

何かが大きく動きそうなこの数日間、やはり今日これからでしょうか。

ふぅ。

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年末年始の我が家の話題

新年明けましておめでとうございます。

穏やかな正月、弊ブログも5月で5年目となります。細々と続けてまいりましたが、存続の危機に陥っています。

いったいこのブログはどこへ向かうのか。はっきり言えばそれは私にも分かりません。

報道通りの移籍が発表されたら、もう自己矛盾の塊のようなタイトルは、おそらく甘い思い出とともに散るしかありますまい。

ですから元日の決勝の行方がどうであっても、我が家で繰り広げられた真剣かつ深刻な話し合いからすれば、我が家にとっては取るに足らない小事であったわけです。

前向きな一家離散のような、我が家の話し合いで決まった事を、ここに記しておきたいと思います。

未だに公式発表がない以上、中村俊輔をはじめとする複数の選手の移籍話が前提になるのは避けたいのですが、仮に本当に噂通りだとすると(まあ、1月4日にはいろいろ発表されると思いますが)我々はどうするかということです。

今回のような大騒動が、またサポーターとは何か、クラブとは何かを考えさせてくれるいいキッカケになるのだなあと感心します。

まず大前提として、反応にはいくつかのパターンがあります。

本当にマリノスが好きなサポーターからすれば、「俺は、誰であろうとトリコロールを身にまとう選手を応援するし、誰であろうと出て行く選手は知らん」という反応になります。そのうえで、可愛さ余って憎さ100倍になるのか、俊輔これまで夢をありがとうとなるのかは、その人の感じ方次第。

応援する選手をがらりと変えて、順応するというのもありかもしれません。背番号10のユニフォームを毎年買ってきた我が家からすると、ネンチケ問題とともに、ユニフォーム問題もあるわけです。

一方で極端に選手に偏った応援をしていれば、こうした場合の戸惑いは大きく、その選手とともに応援するクラブも移籍するということになるのでしょう。

どのパターンが正しくて、どれが悪いということはないかと思います。

ただ、どのパターンであっても、本ブログ閉鎖はもう避けられないという思いです。

我が家の見通しは以下の通りです。

・移籍発表が落ち着いた段階で年間チケットの更新を行う

・ネンチケの枚数は2枚のままだが、大人自由席2枚から大人1枚、小・中学生1枚に変更する

 (子供の分が増えるはずだったので、事実上1枚減ということになります)

・私(父)と息子は、今年もホームは全出席を目指す

・妻は様子見。マリノスを応援する気持ちは変わらないが、アウェイ遠征には消極的。

 俊輔の処遇については、関東圏でのジュビロの試合を見に行って、何を感じるかによって今後を検討。

ヤマハにも一回は行きたいらしい。ただし本当に俊輔は稼働するのか?

・ユニフォームどうするかは、番号をいれずに買ってはどうかと主張する私と、新体制発表会を待てという妻。

俊輔を高校時代から見続けてきたために、俊輔のいないマリノスが考えられない妻。(欧州在籍時代は、Jリーグから離れていましたし。

マリノスを通じて、チームをサポートする喜びと悲しみを知った私。

んー、俊輔は再来年またマリノスに帰ってくるのかと聞く息子。

同じチームを応援するというのは何かのご縁だと思います。

当然、弊ブログをご覧いただいている中で一番多いのはマリノスサポーターのはずであり、多くの方と巡り合えたのもこのブログがきっかけでした。そうした仲間との繋がりはか弱いようであり、マリノスと私を繋ぎ止めてくれています。スタジアムでまたあの人たちと会いたい、一緒に応援したい、その思いが今の私には強くあります。

マリノスのために中村俊輔が存在しているわけではないように、

私も中村俊輔のためだけに応援しているわけではないと感じます。

ただし、「おれたちは俊輔と優勝したい」という、あの史上に残る横断幕がもうかなわないということへの寂しさが消えることはなく、一つの時代が終わったことは間違いありません。

本当に楽しかった。こんなに楽しいサポーターライフを生み出してくれたのは間違いなく中村俊輔というたった一人のフットボーラーのおかげです。

そのことにただただ感謝。

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2016年よ、サヨウナラ(天皇杯準決勝・鹿島戦)

立ちはだかった鹿島アントラーズ。その攻撃の効率の良さは、一見、マリノスが押し込んで多くチャンスを作っていたように見せて、実は掌で踊らされていたのではというゲームでした。

途中出場の俊輔が蹴ったフリーキックを、中澤佑二がわずかにさわったボールを曽ヶ端より速く金井貢史が押し込みます。これが惜しくもオフサイド

その直後に中澤とパス交換していた新井一耀のパスミスが2失点目につながってしまいました。

同点のはずが、逆に2点差。このショックはあまりにも大きかったです。

ただ、誰もが感じているように、典型的な「決めるべき時に決めないとこうなる」展開だったわけです。

ビルドアップがとにかく上手くいく。喜田拓也の不在が心配されても、中町公祐のスルーパスが度々チャンスを作りました。マルティノスからの斉藤学がフカしたシュート。エリア内でマルティノスが後ろに落としたところでフリーの富樫敬真が豪快に枠を外したシーン。前田直輝のトラップが大きくなり、キーパーを交わしたのにコースがなくなってしまった決定機。

どれも決めるべき決定機でした。10回あれば7回は決められるようなシーン。そのどれもが、ネットを捉えなかったから。鹿島のような強豪に、土居聖真のゴールが生まれるのは必定でしょう。彼のヘディングの方が技術的な難易度が高かったはずですが、これが天国と地獄の差だったわけです。

前半をリードすることは決してできないことではなかった。そうすれば、中村俊輔の投入がより効果的で、2-0と逆の結果になることも大いにありえたと思います。

ほんの紙一重ですが、とても大きな差。それがトップで、タイトル争いに絡み続けるチームとたまに絡む我が軍の違いでしょう。

2016年、シーズン終了。

リーグ戦10位。ルヴァン杯、ベスト4。天皇杯、ベスト4。迷走した末の結果です。

そして、もう報道の通り、本ブログの前提条件を揺るがす事態が現実のものとなりつつあります。すべては公式リリースがあってから、はっきりとさせたいと思います。

ただ、今言えることは、今年もマリノスJリーグのおかげで本当に楽しかったということで、そのことはこの後に何が起きても変わりません。

勝利の喜びだけではありません。サポーター同士の交流、選手との触れ合い、アウェイの家族旅行。手が届かない悔しさと落胆も含めて、すべてはマリノスJリーグがあったから。

今年も大晦日、あっという間でした。元日の予定がすべて白紙になってしまったことが心残りですが、また来年もよろしくお願い致します。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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今年も、お世話になりました。

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長居は行けぬが、きっと勝つ(天皇杯準決勝・鹿島戦 展望)

あと2勝です。

2013年シーズン。今は無くなった国立競技場の夕焼けと、中村俊輔天皇杯を空にかかげる姿は美しかった。

あの時、過去2年連続で準決勝の壁に泣かされていました。準決勝の相手は鳥栖で、下馬評ではシーズン終盤に強さを誇った鳥栖が有利。ただ最後まで運動量が落ちなかったのはマリノスの方で、兵藤慎剛と俊輔のゴールで振り切ったのでした。

それでもルヴァンも合わせると、やはりファイナリストになれない我が軍の傾向は明らかです。

あの大会以来の決勝進出、そして優勝を狙います。

朝から続々と、知人を含めマリノスサポーターが大阪に集結しています。羨ましい限り。私も昨日が仕事納めでしたので、不可能ではないのですが結局元日の決勝に照準を絞らせてもらいました。なおさら、今日は絶対に勝ってほしい。

ゲームプランは消耗戦か。エリク・モンバエルツ監督が言うには、鹿島の連戦の疲れで終盤勝負。中村俊輔の使いどころが一つのカギになるということです。

死んだふり作戦は鹿島にもはまるでしょうか。不自然なほどに低調なデキの前半と、エンジンを本格的にかける後半。まるで別のチームのような変貌を遂げるのが昨今のマリノスの流行り?です。

ガンバ戦は、相手チームがより低調だっただけに、むしろ後半に押し込まれましたが、鹿島とならばなんとか後半勝負に持ち込みたいもの。鈴木優磨は厄介ですが、それでも大迫や野沢がいた頃に比べればナンボかマシかもしれません。

齋藤学の足が気がかりですが、どうやら先発濃厚です。鼻骨骨折の喜田拓也も、フェースガードを付けての強行出場が濃厚です。

個人的には天野純はもう一列前で使い、喜田と中町公祐ボランチで固く行きたいところですが、トップ下の前田直輝もなかなか魅力でした。前半から彼が前を向くシーンが増えることで、富樫敬真が孤立することもなくなり、何より齋藤学という武器が威力を増します。

鹿島の昌子が最も警戒するのも、やはり齋藤学の突破です。クラブW杯で名を上げた昌子ですが、夏の対戦では学ぶに翻弄されたことを忘れていないよう。

今年3回目の対戦で、鹿島戦3年半ぶりの勝利を狙います。

鹿島の勝負強さにはリスペクトを払わねばなりません。川崎、浦和を撃破したチャンピオンシップと、アジア勢初の決勝にまで上り詰めたクラブW杯の眩しさ。

でも、そろそろお腹いっぱいでいい頃です。(そうはならない貪欲さが鹿島の強さの源泉なんですがね)

決勝、元日、吹田。あの決勝の舞台に立つことで、今のクラブの何かが変わるかもしれません。そんな刺激を必要としているのは、鹿島ではなくマリノスです。

トップチームの戦績は、クラブのギクシャクとした迷走を止める何かのきっかけになるのではないでしょうか。再び同じ方向を向くための道標になるのではないでしょうか。

かといって、バラバラなままで勝てるほど甘いはずもありません。

勝利への渇望で鹿島を上回ってほしい。

90分(もしくはそれ以上)、耐えて凌いで、学や俊輔の一発に賭けたい。それに90分を過ぎて同点でも、マリノスにはATの男、天野純が確変中。

たどり着こう、最高の場所へ。

待っているのは最高の年末だ。

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