カイケの獲得が公式発表されたのは3月14日のこと。デビューは来週末の万博、もとい吹田スタジアムでのG大阪戦が確実です。
G大阪に加入したアデミウソンがどうやらフィットせず、さらに怪我に泣かされている中で、なんとか取り戻せないものか、などの世論が生まれる中。
そこに、どこからともなく聞こえてきた話。
ルーマニアリーグ1部のポトシャニから、元オランダU-18代表で、現在はキュラソー島代表のクエンティン・マルティヌスが、マリノスに加わることが決定したのだそうです。
すでに日本に向けて出発したという記載すらありました。
今、不思議なのは、海外のメディアおよび、先方は公式発表していますが、マリノスからはまだ何の情報もないことです。今朝になって、あちらのホームページの記事も削除されたとの情報も入ってます。
なんともきな臭い話。
唯一、日本側で動きがあったのは、番記者による新選手加入を示唆する記事です。まさか海外の記事だけで後追いしたとは考えにくいので、交渉していることは事実なのでしょうか。
マルティヌスの印象は、「長身ドリブラー」。スピードで相手守備の裏に抜けることができて、中盤から前線へ運べるのは、エリク・モンバエルツ監督の志向に合致します。アデミウソンの役割を担える選手となるかもしれません。
因みに、キュラソー島の代表監督は、バルセロナで最前線を務めオランダ代表で黒豹と呼ばれたパトリック・クライファートだそう。いやあ、懐かしい。
マルティヌスはカリブ海の島国の代表として、W杯予選にも出場しているようです。
交渉で難航していることも伝わってきたカイケの時とは対照的に、「入団決定」がいきなり発表されたのには面食らいました。
一部とはいえ、欧州の中で主流からはだいぶ遠いルーマニアリーグ。そこにマリノスがパイプを持っているとは想像できず、シティグループによる案件と見ていいでしょう。
どうやら先方は財政難で、マルティヌスは本来なら到底出したくない選手のようです。そこに「あら、マリノスが欲しがりそうな選手だな」と、シティがつけ込んだ、という筋書きでしょうか。
この降って湧いて出たような話に面食らってはいますが、何をおいても、マリノス側の反応がないことには始まりません。
今月中に選手登録を済ませない限りは、夏まで試合出場できなくなってしまいます。
この1〜2日の動きから目が離せませんね。
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