【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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勝負をかける日、それは今日 〜ナビ1節・川崎戦 展望

さあナビスコ杯の開幕です。

言うまでもなく、3大タイトルの一つ。

そして、社名変更に伴って伝統あるヤマザキナビスコ杯という名前での開催はこれが最後となることが確実です。したがってカップウイナーは「最後のナビスコ杯の覇者」という称号が付くことでしょう。

それにしても、ヤマザキナビスコカップ社の通称は「ナビスコ」であり、これがヤマザキビスケット社になるわけですから、まあどんな名前になるにしても違和感だらけになりそうな2017年です。

賛否両論ある、リーグ戦とのメンバーの入れ替えですが、かつての「ベストメンバー規定」も今は無実化。エリク・モンバエルツ監督は去年に続いて、このナビスコ杯とリーグ戦は並行させないようです。

予想スタメンでは、鳥栖戦のメンバーから11人の総入替が確実な状況となりました。

賛否両論あると言った否の部分の最たるものは結果です。昨年、ほぼ全試合をリーグ戦でのいわゆる控えメンバーを中心に戦い、早々に予選リーグでの敗退が決まりました。3大タイトルなのに、選手層の厚みが足りないなど現実主義に立って「狙わない」選択であったと言えます。ただし本気でタイトルを狙わなければ取れるわけがありません。みすみす逃していいのか。

一方でベンチにすら入れないことで主力、とくにベテランを休ませられるというメリットがあります。

そして、控え選手のモチベーションに刺激を与え、新戦力の発掘というのも大きなメリットです。

ここで昨年の3月18日に、仙台で行われたナビスコ杯第1節のスタメンをおさらいしてみましょう。

GK飯倉

DF奈良輪、栗原、富澤、比嘉

MF三門、熊谷、佐藤、天野純

FW伊藤

この頃、リーグ戦のGKは榎本哲也であり、飯倉大樹はこの後にレギュラー奪回を果たします。三門雄大は控えで、なんとファビオはこの試合でもベンチ。栗原勇蔵が直前のリーグ戦でも、この試合でもスタメンでしたから、当時、中澤佑二、勇蔵、富澤清太郎に次ぐ4番目のセンターバックという位置付けと言えるでしょう。

ちなみに、この後、三門雄大もリーグ戦のスタメンを奪い、1stステージの中心人物になったのはご承知の通り。

ですからナビスコ杯の後半戦では、逆に中町公祐が必死にアピールをするという構図になりました。その中町は、前節に素晴らしい決勝点を決める活躍を見せたわけですが。

何を言いたいかは分かりますよね。「今はサブ」でも明日もサブとは限らない。少なくとも、エリク監督ははっきりと公平にチャンスを与えようとしてくれています。

その中で、何を見せるのか。

当たり前のことですが、天野純和田昌士のコメントは鼻息が荒く、気合がみなぎっています。彼らと同じく2列目で期待される前田直輝も同様でしょう。

三門と兵藤慎剛ボランチコンビも楽しみです。

最終ラインでは金井貢史、パクジョンス、新井一燿と今季初出場の3名をどう勇蔵が統率するのか。

それに、榎本哲也には結果を出すとともに、試合勘を補って、いつ何があっても頼れる存在でいてほしい。

ここが彼らの2016年のスタート地点。

ぜひ見せてほしい。ぜひ叫んでほしい。

俺だ。俺を見ろ。俺を使うんだ。そうすれば勝たせてやる。

相手が好調川崎というのも、好き勝手にできる相手ではなくて、そして負けてはならない相手というのもちょうどいいではないですか。

当然のことながらもちろん勝利を。

勝負をかける日、それは今日。

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