【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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対 鹿島、準決勝、不安要素は多いけど

マリノスは優勝した2013年以来、3年ぶりのベスト4ですが、鹿島も一昨年はソニー仙台、昨年は水戸に足元をすくわれ早々に姿を消していましたから、久々の4強だそうです。

確かに今年は、世界2位ともてはやされるだけの結果を残しましたが、天皇杯はまた別。チャンピオンシップから蓄積された疲労も、そろそろピークかと思いますがどうでしょうか。

その鹿島に、マリノスはまだ天皇杯で勝ったことがありません。鹿島絶頂期の2000年と、マリノスがリーグ完全優勝した03年と、二度とも準々決勝で鹿島に軍配が上がりました。

また中澤佑二も言及していたのでよく知られるように、マリノスには準決勝が高い壁になっています。天皇杯に加え、ナビスコ杯においても準決勝の勝率が異様に低いんです。

嫌なタイミング、嫌な相手と言えるでしょう。ヤンマースタジアム長居の戦績は、セレッソ戦に限ったデータですが、7勝3敗2分と、金鳥スタの1勝3敗と比較すると好相性なのが一目瞭然です。

4回戦から準々決勝までは1ヶ月半あきましたが、準決勝はもう明日というのはなんだかリズムが取り戻せない感じがあります。試合勘という意味では両者互角ですし、ガンバ戦へのゲームの入り方はモンバエルツ監督も絶賛していたように素晴らしかったですね。スロースターター、前半は死んだフリのマリノスが嘘のようでした。

気になるのは喜田拓也の鼻骨骨折です。新聞によればフェイスガードを着用して強行出場するそうですが、怖そうです。原因は恐らく、アデミウソンの肘が当たったシーンだと思いますが、VTRで見る限りは派手に当たったわけではないんですが、肘と鼻だと強さがあまりにも違うんですね…。

もう一つは、FWのあり方です。富樫敬真は頑張っていましたが、やはりボールがおさまりませんでした。鹿島の昌子のほうがより強烈です。しかし、カイケを戦力外にし、伊藤翔が離脱しており、ケイマンに頼るしかありません。逆に言えば、目立ちたがりの男には絶好の舞台とも言えます。

鹿島については、柴崎と西がコンディション不良で準々決勝を回避したものの、準決勝には間に合いそうとか。マドリードを震撼させたあの2発で今年は打ち止めにしていただきたいものです。

謎なのが金崎。室内で調整を続けているそうですが、彼が来ると厄介です。

それを迎え撃つマリノス守備陣においては、榎本哲也と中澤の連続パスミスなど、自らバタつくのはもはや様式美?

ご愛嬌と呼ぶにはあまりにも恐ろしかったけれど、もうそこは彼らへのバックパスを極力減らしましょう。新井一耀の評価も難しいところです。小林祐三の代わりに右に移ってからの方が、思い切りがありました。

しかし、2016年、ルーキーイヤーの最後にこれだけの試合を任されるようになったのだから、新井とパクジョンスの成長は頼もしい。

年内ラストマッチまであと一日。チームは大阪に今日向かいます。勝ったら、そのまま元日まで残るのかしら?などという仮の話はひとまず封印。元日のことはすべて、勝ってからの話。

年末にチームが戦いを続ける誇らしさ。やる方は大変だけれど、応援する側としてはこれほど嬉しいことはありません。

あと、2試合。

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