いやはや、雨がすごいです。
土曜に予定されていた幼稚園の運動会が順延されました。今日だとすると、試合と重なり悲しいことになったわけですが、早々に今日でもなく、明日ということになりました。
薄氷の上を歩くような、ルヴァン杯観戦です。あ、我が家の場合はね。
薄氷といえば、マリノス自身。
思えばとっくにこの舞台にいなくてもおかしくないような試合の連続でした。
グループリーグで一方的に攻められた川崎戦、3失点と衝撃的な逆転負けを食らった柏戦、ATに伊藤翔の強烈な右足のシュートが突き刺さった福岡戦、引き分けでも敗退の状況で俊輔がPKを奪った仙台戦。
そして決勝トーナメントでも大宮が有利な状況で第2戦を1-0。まだ練習に参加していた頃のカイケが決めましたね。お膳立ては日本代表の齋藤学でした。
吹田では0-0。アウェイゴールが取れなかったのか、点を与えずに大宮戦よりはいい状況での第2戦とみるのか。その議論はあまり意味がありません。
ただはっきりしているのはこの薄氷の進軍を守ってきたのは常に榎本哲也だったということです。哲也でなければ、このトーナメントはとっくに終わっていた。毎試合、毎試合、相手の得点をコンスタントに1〜2減らしてくれていた。
勝てば無条件で決勝進出。0~0の場合のみ延長戦で、それ以外の引分は敗退となります。
すなわち1失点したら2得点が2失点したら3得点が必要になります。その得点力は、齋藤学と俊輔とついでにカイケのいないマリノスでは非常に厳しい。
ガンバサイドは、 初戦に温存した遠藤保仁や長澤駿らが先発します。最大の脅威、アデミウソンも吹田での試合は30分間の出場でしたが、先発から来ます。
ガンバの得点が0の時間を90分(もしくは120分間)続けられるかどうか。極論すれば、それが120分続けば、マリノスはどんなに悪くてもPK戦に持ち込むことができます。
失点の許されない戦いというとネガティブに聞こえますが、実は榎本哲也や中澤佑二からすれば望むところ。そもそも失点していいなどと考えて試合に臨むことはありえないでしょう。
栗原勇蔵、ファビオを欠くのは誤算ですが、耐えて耐えて一刺し。あとはゴリゴリ来ようが、裏を狙おうが、守護神たちが立ちはだかる。
それは楽な展開ではありませんが、マリノスらしく、また勝ち上がりが最もイメージできませんか。
ここ1ヶ月、攻守に成長を見せつける天野純。学不在で最も打開力に期待が集まる前田直輝。それと、もう一人挙げるなら、久々に公式戦でゴールを挙げた富樫敬真はこの一番で値千金の決勝点を挙げて逆転でニューヒーロー賞をもらってしまえ。
ピッチが重いコンディション。重たい試合展開。もうこれ以上のけが人は出したくない。
埼スタに行こう。みんなで行こう。俊輔も学も勇蔵もみんな連れて行こう。
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