報復行為で一発退場。リードされていたG大阪はアデミウソンが槙野へのパンチでレッドカードを受けると、もはや為すすべなく4失点を喫し、浦和に大敗しました。同日にマリノスが甲府を4-0で降したのと奇しくも同スコア。
やっちまったな、アデミウソン。あの槙野にイラつかないサッカー選手などこの世にいないとは思いますが、ならぬものはならぬ。昨年は真面目で品行方正だったアデミウソンが一体どうして、岸和田少年愚連隊か。
ところがアデが並みじゃないのは、ミーティングで自ら志願して、退場となったことをチームメイトに詫びたのです。DF丹羽いわく「そんな選手は初めて」。なんだかチームの結束が高まってしまって、しかもアデの古巣との3連戦って。
移籍金が払えなかったマリノスにもしもはありませんが、今年も彼が在籍していたならば、実名は伏せますがチーム1のインスタグラマーのブラジル人は恐らく来日しなかったでしょう。いや、アデならばその不真面目さすら変えてしまったかもしれません。
4月の吹田でのリーグ戦で対戦した時と異なり、アデはすっかり主力に定着しています。あの時も、まんまと先制ゴール、移籍初ゴールを奪われてしまいました。恩返し弾はすでに食らったのでもう結構。最近はトップ下起用の多いアデを見るのは、仲の良い栗原勇蔵でしょうか。
スピード勝負では苦戦必至の、マリノス守備陣。しかし勇蔵を中心に、マリノスもまた燃えています。支柱の齋藤学が代表招集でいないからこそ、なんとかするんだという気迫は各選手のコメントからも感じられます。
あちらも東口とオジェソクが不在で、藤ヶ谷を相手に狙うはお約束のミドルシュートか。
最近株を上げている前田直輝と天野純が2列目で揃って先発するほか、マルティノスも高いG大阪ディフェンスの裏を狙います。
また注目は、中町公祐の相棒に喜田拓也が復帰する見込み。彼らの中盤での攻防は勝敗に直結します。中町の得点力にも期待したいですね。
当たり前かもしれませんが、第2戦を見据えて固く行くならマリノスが有利。オープンな撃ち合いに持ち込まれると、やはりG大阪の攻撃力の方が上手でしょう。
第2戦をホームで戦える有利さを生かすためにも、立ちはだかるアデを止めよう。
天候はかなり荒れそうですが、勝利を横浜に持ち帰ってほしいです。
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