【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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エリク「誰だと思ってるんだ、斎藤さんだぞ」と言ったとか、言わなかったとか。(2nd14節・甲府戦)

齋藤学のインタビューが泣かせます。

アナ「今日のヒーローは2ゴール2アシストの齋藤学選手です!」

学「…2アシストです」

アナ「失礼いたしました!2G2Aの齋藤選手です」

学「すみません笑」

いや、そこじゃないです。

代表選手ですね?と質問を受け、

ということはルヴァン杯に出られなくなる。マリノスとしてタイトルが獲りたいから複雑です、と。

武藤嘉紀宇佐美貴史というホジ監督の大好きな欧州でプレーする選手が相次いで負傷したことにより、呼ばれたのは、海外に拠点を置くハーフナー・マイクでも大迫勇也でもなくて、齋藤学。ホジが、フランスの2部よりも大いに劣ると語るJリーグのプレーヤーです。

予てから、齋藤学をなぜ日本代表に呼ばないのか、ホジの眼は節穴か、それはもう色んな人が色んなことを言いました。特にこの1ヶ月くらいは凄まじかったですね。代表がUAEに負けて、ホジが大島のせいにしたのと、学が調子が悪くても無双し始めたのと重なったのもあるかな。

前田直輝へのスルーパスと、富樫敬真への浮き球。どちらも凄かったです。場の支配力と言えばいいでしょうか。数秒先をイメージして、彼の思った通りになるところ、それを具現化してしまうだけの高いスキル。二つのアシストは中村俊輔顔負けだったと言えるのではないでしょうか。デビュー戦となった和田昌士が決めきれなかったシーンのクロスも然りです。

使われる役割だった学がいつからか、使う側にまわって、縦横無尽。

中村俊輔の後継者は兵藤慎剛天野純でも、もちろん藤本淳吾でもなく、学だったのかもしれないなとこの試合を見て思いました。

また学に触発されるように、天野や前田の攻撃に絡む姿勢が向上してきたのは嬉しいことです。スペースを与えてくれない相手でも(この試合の前半戦の甲府よりも硬い)例えばG大阪を相手にしたらどうか、というのは重要な試金石です。

1点目と、3点目と、伊藤翔マルティノスも含め、多くがエリア内に侵入していました。特にマルティノスのアシストとなった1点目のシーンでは、ニアサイドを走る前田が大きなジェスチャーで、足元にボールを要求。

それがズレたのか、マルは始めから学を見ていたのか不明ですが、ともかくファーから駆け込んでくる学へ。

エリア内がスカスカで、余裕の学がフィニッシュできたのは、伊藤が相手の最終ラインを押し下げていたからなんですね。ハマった時のマリノスはこのような素晴らしいゴールを生み出すことができます。

そしてついに、甲府は降格圏の16位に後退。ダヴィに往年の「怖さ」はなく、ドゥドゥの復帰が間に合うかどうかはかなり重要そうです。あとは、途中出場の19歳の森がもつスピードを生かしたいものです。

喜田拓也は30分あまりに出場。怪我明けでも接触を恐れるようなそぶりは一切見せずに、ボール回収役に専念していました。この復帰も大いに力となります。

一方で、U-19代表の遠藤渓太と、日本代表の齋藤学は、これでしばらくの離脱となります。かなり用兵が苦しいんですよね。エリク・モンバエルツ監督も頭が痛いのは間違いないでしょうが、学頼み、俊輔頼みからどう脱却するのか、5日のG大阪戦、第1戦で何を見せるか。それが、翌日の日本代表対イラクに臨む学を勇気付けると信じて、です。

さ、今週は齋藤学マリノスから目の離せない1週間です。

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