【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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ちょっと最後のシュートがすごすぎたか (ナビ5節・福岡戦)

兵藤慎剛は涙を流していました。両足をつってしまい、予定外の交代を告げられた後、ピッチから出る際に目頭を押さえていたのは、明らかに悔し涙。

キャプテンとして控えメンバー主体のチームをまとめ、自らのPKで1-1と追いついた直後のことです。

涙を拭いながら、代わる背番号16に「ごめん…翔…」とつぶやいていました。

兵藤の勝ちたい想いと無念さも乗り移ったかのように、角度のないところからゴールマウスの天を射抜くような伊藤翔の姿。試合後のお立ち台には伊藤と並ぶ笑顔の兵藤が居ました。

ああ、結局エースストライカーはここにいたのか。神がかったセーブを見せていた神山が悔しさの余り暫し動けない程の、あまりに美しいボレーによるゴールが生まれたのは後半49分のことでした。

勝てばよかろう、なのですがハイライト映像を見るにつけても、決定逸機の数々には驚かされました。

仲川輝人天野純は、通用していた、というか相手に脅威を与えていたと思います。しかし、兎にも角にも枠内に行かない。行ってもキーパーの正面。

二人とも得点またはアシストという分かりやすい結果が、どうしても必要な立場だけに悔しいですね。それでも天野は運動量を落とすことなくフルに戦い、伊藤翔の決勝点につながる関与もありました。それは偶然ではないと思います。

榎本哲也の決定機阻止もカッコよかったですね。最後はキャプテンマークも巻いていましたし、飯倉大樹が大事を取ればリーグ戦も当然頼むぞ、ということになるでしょう。危なかっしいパス交換、お見合いもまあ久しぶりのご愛嬌でしょうかね。

常本佳吾、佐多秀哉、吉尾海夏のユースっ子達もトップの試合ベンチ入りは刺激になったでしょうか。惜しむらくは彼らの一人でも出場させる余裕があればよかったかもしれませんが。

あまり浮かれることはできません。上記の逸機に加えて、カイケはこの日も不発。惜しいシュートもあるにはありましたが…。

モヤモヤを吹き飛ばすくらい、決勝点が凄かったですからね。ナビスコにも今節のノミネートゴールがあれば当確ってゴールが、ラストチャンスで生まれるんだから、全くサッカーてやつは。

ただ、こんな劇的な勝利になること自体がやはり試合運びが拙かったとは言わざるを得ません。そこは忘れてはならないと思います。

そうは言っても、グループステージ突破を手繰り寄せた勝ち点3です。残り2試合、勝負ができることを誇りましょう。

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