さあ新シーズン、真価の問われるモンバエルツ体制2年目。順調なキャンプから一転、中村俊輔はインフルエンザの影響で2年連続で開幕不在となりました。
体脂肪が少ないプロアスリートは一般人より遥かに罹患しやすいと言われますが、痛恨。練習を数日休んだ代償が最小限で済むことを願います。
トップ下のポジションには天野純、右サイドには兵藤慎剛が入る他は、昨年の後半戦と今年のキャンプと同じメンバーが並ぶでしょう。
得点そのものと、得点につながる可能性を増やすことができるのか。2年目の真価とはまさに、そこにあります。
遅々として進まない外国人フォワードの獲得。未だに今季の編成は終わらず、最終調整中だそうですが、メンバーがほぼ同じことのメリットも少なくはないはず。ただしアデミウソンや齋藤学の独自の突破力に依存していたとも言える中で、やはり迫力のスケールダウンが予想されます。
すると、待っているのは結局のところ、手詰まり感なのでしょうか。少ないチャンスをどうにか仕留める展開にかけるべきなのでしょうか。
ホームの仙台戦は、本当に勝てていません。それにゴールも遠いんですよね。
エリク・モンバエルツ監督が先発を託した天野純は何を残せるか、ベンチからスタートするであろう前田直輝や富樫敬真はそのスピードや決定力でチームを勝利に導くことができるか。
どちらかといえば不安のほうが期待に勝るというのが本音のこの開幕。それでも不安のまま戦うはずもなく、今は出し切るのみ。
確固たる手応えをつかみ、そのうえで上位を争うための課題も露わになればいい。過度にうまくいって現状を見誤るよりはよほど、苦戦がいい。
もちろん勝ち点3は我が手中に。
2月から始まるシーズン、いよいよスタートです。