【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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羨ましくない筈は、ない

これぞエンタテインメント。

92分、96分の大逆転。

復活したチャンピオンシップの筋書きは秀逸でした。

その前の、準決勝。バックパスがあわやオウンゴールというところから決勝点で、G大阪が浦和を破った120分の熱闘も見事。その勢いをそのままに、ガンバがリードを奪う展開の決勝第1戦。

パトリックの代わりに先発した長澤が先制ゴールをあげてしまうところなど、長谷川監督の名将ぶりは大したものでした。

ところがオジェソクが清水を突き飛ばして退場すると、流れは広島へ。森保監督もまた、山岸投入ではっきりと攻撃の意志を示します。そして冒頭の連続ゴール。どちらも強さと少しの運が味方した、執念でこじ開けたゴールというところに広島の強さを感じます。

第2戦をホームで戦う広島がアウェイゴールを3つも奪って圧倒的に有利ですが、下駄を履くまでわからないですね。こりゃ。

この天国と地獄の紙一重。もしも、マリノスがこの場にいたら、えらいことですね。間違いなく仕事なんてしてられません。アウェイの現地には行けなくても、仕事を中断してしまうことでしょう。

来季はなんとしても、この舞台に立ちたい。しかも年間3位などではなく、ドンと迎え撃つ立場で、と心底思います。

それにしても。平日にやるか、普通。鳴り物入りで再導入した狙いは予てから言われていた通り、放送権料ですから、ゴールデンタイムにTBSが生中継してくれてオッケーなのかもしれません。

でも、勿体ないでしょう。過密日程のチャンピオンシップなんて、選手のコンディションとしても、興業の在り方としても、本末転倒。

盛り上がってないとは言いませんが、なんだかやり方が亜流です。

割と真面目な話、J1のチームを、16に戻したらどうでしょうか。それだけで公式戦は4試合減ります。

今は、欲張りすぎだと思いませんか。試合数は減らしたくない。チームは減らしたくない。試合の質は担保したい。でも盛り上げが足りないからプレーオフをやりたい。

両ステージ優勝されると困るから、最大5チーム出られるようにしたい。

まずはやってみなくちゃ分からないといっていたけれど、ほぼ予想されていた通りの展開になりましたね。

ま、地上波放送したテレビ局が一切第2戦の存在にも、アウェイゴールのルールにも触れず不興を買ったそうですが、その辺も改善の余地はかなりありますね。

周りにいる広島サポの友人は、試合を見ながら吐きそうなほど緊張していたそうですが、やはり極限の戦いというのは羨ましいですね。

しかもあんな劇的な勝ち方をしても、でもまだ何かを手に入れたわけじゃないなんて、なんと険しいチャンピオンへの道よ。そこまでの仕組みがどうであれ、ホームアンドアウェイの決勝はどうやったって盛り上がります。

一発勝負の天皇杯ナビスコとはまた異なる「180分の趣」があります。

いいなぁ。ホント、いいなぁ。

いい試合して、いい応援して、いい歴史を紡いでいくってことでしょうか。チャンピオンシップをやるならやるで、細かいルールはともかく、10年周期で始めたり、やめたりはいけないな。

絶対、あの舞台に行こう。来年。そしたら、その日の仕事はともかく、我らはもっとがんばれるさ。

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