【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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2015年は再出発の年だったと言える日が来る

広島が年間1位の貫禄を見せつけて、3度目の年間王者に。この4年間で3度目の出来事ですから、黄金時代と言って差し支えないでしょう。実に景気のいい話です。引き抜かれても、さらに効果的な補強を繰り返して、森保一は最早名監督の佇まい。

引き抜いたのに優勝したできないチームを笑っている場合ではありません。マリノスも11年間足踏みをしている間に、ついに回数で並ばれてしまったのですから。

その次の日には、トリコロールの系譜に燦然と輝くレジェンド、井原正巳が率いる福岡がかろうじてJ1昇格を果たします。

町田の歓喜があれば、当然その分失意のチームもいて、ようやく来季のJ1〜J3のすべてのチームが決まりました。

今季から始まった新しいCSについては、試合数はわずか3になってしまいましたが、年間1位の広島が順当勝ちしたことで、優勝の権威が揺らぐことはありませんでした。

しかし、いつも首位チームが勝つとは限らず、このプレーオフ制度の在り方でいいのかは微妙です。これだけ複雑で、チケット販売面でも欠陥があって、挙げ句の果てに3試合しか実施できなかった。

両ステージのチャンピオンが激突する、素直な方式こそ「チャンピオンシップ」と呼ぶのに相応しい気がしますが。

両ステージを同一チームが制した場合にCSがなくなることが弱点なのは分かりますがね。

広島のシーズンはまだ続きます。次なる戦いはクラブワールドカップです。勝ち上がるほどに国際的名誉も得られる夢舞台。リバープレートバルセロナとの真剣勝負の可能性だってあります。

悲喜交々の師走ですが、天皇杯もないマリノスは蚊帳の外。

新聞で伝わってくるのは、マリノスタウンから新横浜に移転することに関する選手からの心配の声がほとんどです。

そうした声が上がるほど、「環境」が変わることの大きな影響。単に監督が変わるなどよりも、選手たちにとっては重要なことと言えそうです。

特にクラブハウスのこと、プールなどの不可欠な設備のことなど、単に我々外部が心配している分には良いですが、それをまだ選手たちが気にしていることが心配。

しかしながら、マリノスタウンと言えば、その充実した環境に納得して、入団を決意した選手も少なくなかったと聞きます。

そのレベルを即座に整えるのは至難です。大事なことは、スタッフや選手たちが妥協することなく、集中できる代替案を揃えていくこと。

エリク・モンバエルツ体制で迎える勝負の2年目。そんなに早くカタがつくとは思ってませんが、前線の補強に成功して、戦力面でも上積みを。

そうすれば2015年は再出発のための大事なシーズンだったという重要な意味を持つと思うのです。

「今季」の終わりに添えて。

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