【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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終わりじゃない、再出発です

4選手の契約非公開のお知らせが届きました。戦力論で率直に言えば、驚きはなく、順当な内容と感じました。新卒選手が5名加わることからも妥当と言えそうです。

しかし、そのことと寂しさは別の話。各選手のコメントに悔しさ、無念さが滲んでいます。

4名で最年長の矢島卓郎は、まさかの2年間ノーゴールでした。もう何をおいても彼の場合はケガ。背番号9を預けた期待とは裏腹に、そもそも万全の体調で迎えた試合が何試合あったことか。健康なラフィーニャと、健康な矢島がいたら、歴史は変わっていたでしょう。

よりケガしやすく、治りづらくなっているのではないことを祈っています。「チームの役に立てなかったことが申し訳ない」と、自身も万全であればの思いが強いことでしょう。潜在能力は誰もが認めるだけに、再出発に期待です。

端戸仁は、北九州での武者修行の帰還から3年。年々出場試合が減っていました。トップ下で輝く人材という気もするので、今のマリノスの戦い方、陣容では止むを得ない気がします。もっと彼の能力が生かせるチームは必ずあると思っていました。

自身のツイッターで、天皇杯優勝の記憶を語っていたように、とくに決勝戦。彼なしでは優勝はなかったかもしれません。ACL広州恒大戦のゴールも美しかったなあ。

本来、非凡です。齋藤学が天才と称した男です。J2では得点能力もいかんなく発揮した実績あり。きっとこれからの男です。

俊輔の精神安定の陰にこの人あり、と言えば、マリノスの太陽。26歳になった比嘉祐介

いつも明るく。いつも全力。

けれど、ケガで離脱していた奈良輪雄太の復帰とともにベンチ外が続いてしまっていました。それだけに予感は十分。

たぶんマリノスの左サイドバックではなく、3バックのチームでサイドハーフではないでしょうか。

「次に向けて頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします」のコメントは4選手の中で最も短い。

すでに次を見据えて、頭を切り替えているとすると、さすがは比嘉さん。俊輔によれば、俊輔の引退までは現役を辞めないと言っており、俊輔の引退試合で一緒にプレーすると宣言しているそうだ、

離れていても、二人の心が一つ、だといいなあ。

ジェフ千葉から復帰した天野貴史は、ナビスコも含め、今季ほとんど試合に絡めませんでした。わずかに出場した試合では、右サイドを度々破られてしまいました。

天野がレギュラー格としてプレーしたのは2010年。翌年から小林祐三の加入、しかもそのあとには左膝の靭帯を痛めて1年をリハビリに費やす苦難。

その後、13年に小林の出場停止で巡ってきた先発、FC東京戦での土壇場の決勝アシストは最高でした。が、ほとんどプレーの機会はないまま。

そんな彼の人柄を表すのは、ホペイロ慎ちゃんのブログです。

終戦の前日に、ロッカーには内緒で天野のスパイクを磨く俊輔の姿。

アマは一切腐らずに最後まで練習を手を抜かずに、自主練も残ってやる。本当にすごい。マジ尊敬する。

彼もまた太陽です。チームにいい影響が与えられる選手は、それだけで価値があります。しかもストイックな中村俊輔をして、そう言わしめる。

マリノスを離れたくない、と率直に語っています。12歳から17年間ですものね。一言で締めくくれるはずもありません。

でもいつか帰ってきてほしいですね。彼の人柄なら、コーチや、スクール、事務方の仕事でも大いに務まるはずです。

寂しいけれど、いずれも再出発。お別れではなく、旅立ちを応援したいものです。

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