これだけは最初に言わせてください。
今、我々は優勝争いをしていると。
アデミウソンのフィットと、俊輔の復調がもう少し早ければ、などと嘆きつつ。でも我々はまだ大いなる可能性を残しています。
自力でのチャンピオンシップ進出はありません。吹けば飛ぶような可能性かもしれません。が、確かにある。
さて可能性という意味では、2ndステージ優勝と、年間勝ち点3位の方法があります。どちらも険しいが、狙えるならどちらが良いのでしょう。
そりゃあ、ステージ優勝に決まってます。その理由は、チームが盛り上がるから、賞金が多いから、そしてプレーオフが有利だから。
もしマリノスがステージ優勝した場合、高い確率で、トーナメントは以下のようになります。
1回戦：広島(年間2位)ーＧ大(年間3位)
準決勝：横浜FM(2nd優勝)ー1回戦勝者
決勝：浦和(年間1位)ー準決勝勝者
ステージ覇者は、年間順位2位チームより優先度が高いのです。しかもホームでできます。年間3位の場合は、1回戦、準決勝とアウェイが確定です。
万一、広島、浦和共に連敗し、広島が年間1位になったときは準決勝シードは、1st覇者でマリノスより年間順位が上の浦和になりますが、1回戦はマリノスホームです。
マリノスがステージ優勝できる可能性を整理しましょう。
第16節
横浜FM が 鹿島に勝利。できれば大差
Ｇ大阪 が 広島に勝利。できれば大差
第17節
横浜FM が 松本に勝利。大差。
湘南 が 広島に勝利。できれば大差。
勝敗条件としては、ただマリノスの連勝と、広島の連敗だけ。鹿島を倒した湘南ならやってくれるかもしれません！
しかし、得失点差が広島+23、マリノス+11と現在12もの差があります。ぶっちゃけ、ここが絶望ポイント。
広島が仮に1点差で2敗すると、+21。マリノスは+22になる必要があり、つまり鹿島戦5-0、松本戦6-0というレベルの勝利が必要。
鹿島に3-0としても、松本には8点必要。エグい。
では年間勝ち点3位、つまりＧ大阪を上回る条件とは？
第16節
横浜FM が 鹿島に勝利。
広島 が Ｇ大阪に勝利。
柏 が Ｆ東京に勝利または引分。
第17節
横浜FM が 松本に勝利。
山形 が Ｇ大阪に勝利。
鳥栖 が Ｆ東京に勝利または引分※。
(※Ｆ東が2試合で勝ち点1以下なら、マリノス逆転。16節の柏ーＦ東が引分なら、17節は鳥栖の勝利が必須)
はっきり言うと、これが実現するのって、もう「奇跡以上の何か」って感じです。奇跡を起こす方がラクってレベル。
だけど、ゼロじゃない。
だから、しっかり鹿島を倒す。確かに今の鹿島は強い。1stステージより数段高いレベルに見受けられます。しかもアウェイです。あれ、ホームでの鹿島戦って今年やりましたっけ。あれ。
どうしても1試合だけ思い出そうとすると、強烈に頭が痛くなって思い出せない試合があるのですが、それが鹿島戦だったような。
勝手な星勘定をして楽しめるのも、好調なチームのおかげです。鹿島に勝つことで、最終節までもう2週間楽しむ権利が得られるかもしれません。
J1ラスト2試合。そして、行きたい。チャンピオンシップに。
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