エディオンで、山岸智が川崎のネットを揺らす。川崎の優勝の目がなくなるとともに、広島の勝ち点3が確定し、僕らは思った。川崎、何してくれてんねん。
川崎のことを認めないわけじゃない。だけれども、マリノスの通算1200ゴールが小宮山や森谷のオウンゴールで良いのかと問われたならば、それはそれで嫌ですよね。
でもゴールはゴール。勝てばなんでも良いというのも、真実です。
たとえマリノスが勝っても、広島も勝利してしまったら、九分九厘、優勝はなくなってしまうでしょう。瀬戸際の優勝争い、いや、ついこないだまで17位だったのだ。このポジションに居られることも奇跡のようなものだ。
でも年間順位はともかくとして、ステージは1位以外は、2位でも18位でも同じこと。善戦などない。
勝ち点3を取るためだけの戦い。
スタメンには齋藤学が帰ってくるか、来ないか。兵藤慎剛の先発という新聞もあり、予想は分かれています。
上述の通り、あと1得点で、節目の1,200得点となります。来季いるかどうか去就が微妙なアデミウソンにクラブの歴史に名前を刻んでほしいなと思っています。
でも贅沢なことは言いません。
とにかく、とにかく、勝ち点3だけが必要な試合。内容がひどくても、素晴らしくても、そのことはどちらでも良いです。
神戸戦も、勝ったから「よかった」と言えるわけで、本当は4-1くらいでも良かった。内容的にはあれほど薄氷になるのはむしろおかしいくらい。
でも勝てたから、なんでも良い。得失点差の心配をするなら、大勝するに越したことはありませんが、そんなことを言っている場合ではない。
過去の対戦成績が五分の川崎、言うまでもなく攻撃力自慢です。前節の失点シーンのようなミスは絶対に許されません。特に嫌なのはエウシーニョ。
スペースを消しても打開してくる力は厄介です。ただし、いいボールの奪い方が出来た時が弱点なのは言うまでもないことです。そのリスクを承知での攻撃力ですから。
モンバエルツ監督も饒舌に、川崎に敬意を払いつつ、開幕戦の時とは違うということを強調しています。キーとなるのはボランチの攻防戦か。
三門雄大と喜田拓也の最重要タスクは中村憲と大島の自由度を封じること。中町公祐の経験値が欲しいところですが、やるしかありませんね。
川崎を調子付かせないためには、ある程度、落ち着かせて俊輔の手綱に任せたいところ。いや、そんなこと言わなくても自然とそうなるでしょうか。
何しろ、今季の開幕戦の敗戦時には、アデミウソンも俊輔も不在でした。川崎もメンバーはだいぶ変わっていますが、いまの総合力はマリノスの方が勝っていると信じています。
学が本調子でないのは仕方ありませんが、それでも前節は最後に大仕事。今節も気持ちが入っていないはずはありません。
他会場の結果を気にする資格は勝った時のみ。絶対に勝ちましょう。
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