【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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勝利をもぎ取った事実と、120分の代償 (天皇杯3回戦・大分戦 総括)

今どき、J1はもちろん、ナビスコ予選も全試合が放送されます。そんなことは当たり前です。

ただ天皇杯だけは別。1〜3回戦については、運良く放送カードに選ばれなければ、ハイライト番組を待つしかありません。

ところが近年の仕組みでは、J1クラブは2回戦、3回戦辺りはホームスタジアムでの試合が組まれることが殆どです。だから、観たいなら平日夜だろうとスタジアムに行けばよかったわけです。

昨夜に行われた3回戦11試合のうち8試合はすんなりJ1のホームで行われました。他の2試合は、町田が名古屋を、藤枝が清水を2回戦で破ったために逆転現象が起き、それぞれ対戦する上位カテゴリーのホームでの試合です。

マリノスだけが、どアウェイ。

言うまでもなく、豪雨、再開試合の影響です。それがなければこの試合も、三ツ沢で開催されていたはずです。

観客はわずか2,847人。横浜から駆けつけ現地で応援された方は本当にお疲れ様でした。

試合の様子はまるで分かりません。天皇杯の風物詩のように、2試合連続の延長戦となってしまいました。ただでさえ連戦なのに、合計で60分余計にプレーするとは、本当にマリノスの選手たちはサッカー好きです。

モンバエルツ監督の言葉によれば、ペースは握れていたが、チャンスを作るのが難しかったとのこと。途中から、大分がブロックの位置を下げたことが苦戦の原因だと言っています。

決定機を仕留める前に、決定機を作ることができなかったということのようです。

62分からは端戸仁に代えて中村俊輔を投入。これで攻撃のリズムが上がったとのこと。さらには三門雄大から兵藤慎剛奈良輪雄太に代えて小林祐三を入れます。監督にしては珍しく、90分間のうちに3枚のカードを使い切りました。

とくに最初から小林はチャンスメイクに貢献していたようですね。

延長前半の99分に藤本淳吾→小林→で、最後は伊藤翔がゴールを決め、ついに均衡を破ります。伊藤はこれで天皇杯2戦連発!

フリーキックでは、俊輔が淳吾にキッカーを譲る場面もあったそうです。

最後は、交代枠を使い切ってしまったために、足をつった比嘉祐介を変えることができず、ヒヤヒヤしたことでしょうがFWに残して、兵藤に左サイドを託したようです。

ともあれベスト16、4回戦進出です。これ以降のカードや会場は、10/22(木)にNHK BSで放送される抽選会で決まります。このドキドキもなかなかたまりません。

問題は、この後です。今朝大分を出発したチームは、中2日で神戸戦に挑みます。神戸も天皇杯の他、ナビスコ杯準決勝まで戦っているのでお疲れには違いないでしょうが、こちらは120分やってしまいました。

疲労考慮で、遠征からも外れた下平匠だけが、土曜の試合は元気という展開でしょうか。他のメンバーは疲れを少しでも抜くことしかできません。神戸対策、ネル対策に十分な時間を取ることは困難です。

この日フル出場の伊藤の代わりには矢島卓郎の初先発も噂(主に私を中心に?)されていますがどうでしょうか。

まだ中町公祐ラフィーニャが復帰できないのはどうにも痛い。俊輔も予定外に60分出てしまいました。

でも天皇杯を言い訳にはできません。真の実力を発揮すべきはこういうときです。

PKに持ち込まれることなく、番狂わせを起こされることもなく、勝った事実を称えるとともに、次なる戦いへ。天皇杯は間が空きますが、リーグは終盤戦。

クライマックスですね。

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