【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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藤本淳吾を魅せつけるしかない (天皇杯2回戦・滋賀戦、再開試合)

試合はリスタートです。滋賀サイドのゴールキックから始まるという変則な試合。AT合わせ、20分で終わるのか、はたまた長引くのか。

予想不可能な試合展開であえて、キーマンを選ぶなら、リスタートではなくスタートとなる男。

怪我の齋藤学に代わって「先発」が確実視される藤本淳吾、その人を選びます。

リーグの起用に繋がるように。キッカーは俺もいるぞと言えるようにFKも決めたいという、この試合への意気込みは並々ならぬものがあります。

それを一言で言うならば、藤本淳吾を魅せつけろ、と、当然なるわけです。

淳吾のリーグ戦出場は、直近では鳥栖戦が最後。5試合、1ヶ月以上をベンチで過ごしていることになります。先発となるとホームで痛恨の敗戦となった清水戦が最後。

本人がブログにて度々触れているように、立ち位置は厳しい状況が続いています。

エリク・モンバエルツ監督は、今回のトップ下での出場を明言しながらも、俊輔とのポジション争いであることを示唆しています。サイドにはスピードのあるプレーヤーを置きたいからというのがその理由ですが、この扱いの変化こそが淳吾の難しさそのものを表しています。

2年間、俊輔の代わりにトップ下に入る一部の試合を除けば、ゲームメーカーではなくアタッカー、フィニッシャーとしての貢献を目指してきたはずです。

さらには今季前半も、トップ下に入っていたのは、三門雄大アデミウソンでした。初めから、トップ下の淳吾というのは構想でかなり下の優先順位であったと言わざるを得ません。

それなのに今の段階でトップ下で結果出せ!と言われましても。

けど、やるしかない。

学は欠場ですが、今季前半に度々信頼あるパス回しを見せていたアデとのコンビは、淳吾の武器となります。

20分というのは短い時間ですが、考えようによっては、途中出場の難しさがない、とも言えます。なぜなら周りの選手もみんなリスタートなのだから。

奈良輪雄太も、小林祐三の代わりでの出場ですが、守備者はエンジン全開であっても慎重でなければなりません。

淳吾はただ、得点をもたらす結果に繋げればいい。延長やPKを覚悟する監督の鼻を明かすように、粛々と結果を出せばいいと思います。

それによって、天皇杯の次戦、大分戦でのチャンスが得られるかもしれません。もし万一、天皇杯が終了するようなことがあれば、残りはリーグ戦のみたった4試合。淳吾の出場機会は極めて限られてしまうでしょう。

異例の再開試合で巡ってきたこの機会に何を残すことができるか。もしあの日あのまま、試合が終わっていたとしたら、なかったであろう淳吾の20分の時間。

輝いてほしい。魅せつけてほしい。JFL勢との対戦で本気を出して、圧倒するしかない。

魅せつけろ。そして、我らはその目に焼き付けろ。

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