73分16秒からの試合再開。水をさされた天皇杯2回戦、滋賀県代表のMIOびわこ滋賀との一戦が10月11日に再び迫ってきました。
日程調整にだいぶ手こずり、あの豪雨の中断から36日後にして、ようやく白黒をはっきりつける時です。しかもニッパツ三ツ沢から日産スタジアムへの会場変更。
あの日、大雨の予報があったため、試合を観に行かなかったひ弱な私にも、当日券の販売が決まったために、現地観戦することが可能になりました。オール自由席の500円。残り試合時間を考えると妥当、いや絶妙な値段かもしれません。スタジアムまでの交通費の方が高くつくくらいです。
この試合をおさらいしましょう。
前半早々の2分に、滋賀にシンプルなカウンターからあっさりと先制を許してしまいます。
マリノスの先発メンバーは、
GK飯倉
DF小林、中澤、ファビオ、下平
FW伊藤
先制後は当然、自陣ゴール前に人数をかける滋賀を、崩すことができずに前半終了。
相手ラフプレーにより中町公祐が怪我をするアクシデントもあり、モンバエルツ監督は後半開始から、その中町と天野純に変えて、齋藤学と仲川輝人を送り込みます。
その仲川が鋭い突破を見せて、エリア内で倒されPKを獲得。これをアデミウソンが決めて、53分にマリノスが同点に。
降り続く雨はさらに強烈になり、ピッチが全体的に水溜りができ、やがては田圃のような状態になります。もうグラウンダーのボールは一切転がらなくなったとか。
そして中断、そのまま中止となりました。
再開試合は、当日と同じメンバー、交代枠も3人までという同じ条件での試合になります。
1-1の同点ですから、仮に20分弱でゴールが生まれなかった場合に延長戦、PK戦が待っていることになります。
マリノス、滋賀ともに、交代枠は2枠使用しているので、残りは1。GK鈴木、DF奈良輪、MF熊谷、MF藤本、FW端戸というのが残りのメンバーです。
さらに今回、齋藤学が怪我をしているため、交代枠を使わない形で、控え選手と入れ替わることになります。
相当久しぶりに、藤本淳吾の出番ということになるでしょう。鬱憤を晴らすプレーに期待したいところです。
残り時間を考えれば、両チームハイペースで入らないと、やられます。それを取り戻す時間はほとんどありません。出会い頭のゴールは試合の様相を変えますが、そうでなければ、かなり異形なゲームとなることは疑いがありませんね。
だからこそ淳吾のようなベテランがペースを握るためには重要ではないでしょうか。
この試合に勝ったチームは水曜には大分での3回戦に進むことが決まっています。さらに土曜には神戸戦。滋賀にもJFLのリーグ戦があります。
確かにフィジカル的にキツイ。ということは、やはり最後はメンタルとプライドが物を言う。
三ツ沢で1-1のタイスコアだったことがそもそも情けない話。今度は不覚を取るわけにはいきません。
繰り返しますが、残り時間の注目プレーヤーは藤本淳吾。90分のペース配分を無視したガチンコプレーが、わずか500円で堪能できるわけですね。
けど、予報はまさかの雨…。まさか、まさか…ね。
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