名古屋の楢崎正剛がJ1 600試合出場という金字塔を打ち立てました。95年8月に19歳で初出場を果たして以来、21季目のとてつもない記録です。ぶっちぎりの前人未到。
そのJ1通算出場ランキングベスト10を見ると、
楢崎正剛 600
伊東輝悦 517
山田暢久 501
中澤佑二 499
遠藤保仁 499
明神智和 482
阿部勇樹 465
小笠原満男 460
曽ヶ端準 460
山口智 448
次節、中澤と遠藤が揃って500試合出場を果たします。順調なら、今季終了までには山田を抜き、来季前半には伊東も抜くことでしょう。
中澤は現在、106試合連続出場中で、これも約3年全試合出場を続けているわけですからとんでもない記録です。しかも、その間に受けた警告はたったの1枚だけ。怪我もあれば、出場停止の恐れもあるのに、すごいです。
この間もほぼほぼ、フルタイム出場を続けています。これほど頼りになる存在が他にいるでしょうか。
マリノス目線で考えると、500試合のうち、417試合目のマリノスでの出場ということになります。この他、ヴェルディでは3年間で83試合に出ています。
タイトルを取っても、99年の新人王とベストイレブンは、V川崎ですが、03〜05、08、13年と5度のベストイレブンをマリノスで受賞。04年には、MVPに選ばれました。
単に500試合に出場するだけでも大変なことですが、なんと濃密な500試合でしょうか。そして、この先、この選手からポジションを奪う存在は一体誰か。
史上4、5人目の500試合、絶対に勝利で飾りたいですね。
次節、神戸戦はお誘いチケットの対象ですから、ネンチケ保持者の方は、友達を最低2名誘って、ボンバーの記念の試合を大観衆で祝いましょう。
昨日の記事で、ホームのお立ち台に小林祐三を!と書いたばかりですが、神戸戦については、ぜひボンバーも。
先の仙台戦のどフリーのヘッドは惜しかったです。またハモンロペスに置き去りにされて同点ゴールに繋がるクロスを上げさせてしまいました。
あえて、逸機やミスのことを取り上げましたが、それはサッカーにはつきものです。それ以上に、得点数や試合出場数では表せない、はるかに多くの感動を、彼はもたらしてきました。
とくに一点差でリードしている終盤が最も分かりやすい。難攻不落。ボールも人も弾き返す。
経験に裏打ちされた駆け引きとともに、一線級で居続けるのは、あまりにも周到な準備の賜物。
おそらく今週も来週も、誰よりも時間をかけ、来る試合のために準備をしているはずです。節目だからといって何も変わることなく。
それが中澤佑二。流行りのラグビー風に言うなら、ユウジ・ウェイ。
いつもと同じ。それが一番すごいこと。
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