【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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シンガポール代表獲得オファーを小ネタで終わらせていいのか? 柏との再戦を前に

シンガポールのメディアはもうすっかり踊っていますが、[報知](http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150713-OHT1T50286.html)によれば、マリノス側はこれを真っ向から否定しました。

事実ではない!と広言するのは、シティによる買収の記事が出た時と、マリノスタウンからの移転発表前に様々な憶測記事が出たとき以来でしょうか。それに比べて、今回は大人げないというか、器が小さいというか、そんな印象が拭えません。

一生懸命、なんで火消しするんでしょう。せっかくの話題、しかも降って湧いた移籍話。どこのクラブも話題作りに苦慮しているのに。仮に根も葉もない話だとしても、今は答えられないとか、とくにお話しすることはないとか、含みを持たせればいいだけなのに。

聞けば、若きシンガポール代表で同国選手としては初めてAリーグでプレーしたとか。次はJリーグだ!しかも名門のマリノスだ!レジェンドのナカムラもいるぞー!とシンガポールメディアが騒いでくれるなんて光栄ではないですか。

言わば15〜20年前、カズやヒデが未踏の地に挑んだ時の熱狂を覚えているでしょう。世界最強と呼ばれたセリエと比較するのはおこがましいですが、今シンガポールの人々にとっては豪州も横浜もまさに、ジェノアであり、ペルージャである憧れ。

その高揚感がもたらす様々なプラス効果は、札幌がベトナムの英雄、レコンビンを獲得したときのことを想像すればよいでしょう。ユニフォームとか放映権収入とか、金の話以外にもね。

それを一体なんなんですか。事実ではないという身も蓋もない否定。人々の憧憬や夢も、プロサッカーの一部ではないのですか。誠に私は憤慨しているわけです。

戦力としてどうかは、その次にあることです。

ただまあ、冷静に思えば、

富澤清太郎という守備のユーティリティープレーヤーが抜けたタイミング

・おなじCFGにメルボルンを退団するサフワンのタイミング

・先のW杯予選で活躍したGKイズワンをどこか取るんじゃね?という変な噂

などが重なったことが背景に、妄想が膨らみ筆が踊ってしまったパターンはありそうですがね。

ただレコンビンほどかどうかはともかく、東南アジアで将来を嘱望される若者が日本で「ボンバーには身体の使い方とケアを、シュンにはプロとはなんでるかを教わったよ。彼らは本物だ。僕がこの経験を母国の後輩たちに還元したいね」なんてすごく美しいじゃないですか。

明日、対戦する柏にも新外国人エデルソンが入りましたね。登録が間に合わないのはホッと一安心ですが4億円の男とも言われるブラジルリーグの得点王だそうです。実績はピカイチで、レアンドロが神戸に抜かれてしまっても、すかさずされ以上の大物選手を連れてきてしまうのだから流石です。

外国籍選手というのは当たるも八卦当たらぬも八卦。博打的な要素もやはりあります。ただエデルソン、アデミウソンクラスならそうは外さないでしょうし、もしそうなら投資に見合わないと腹が立つ。

東南アジアなら失敗しても構わない、というのではありませんが、将来を見据えた素晴らしく費用対効果の高いカードだと思います。戦力になってくれれば、こぞって各チームがアジア枠を使うでしょうしね。

明日は柏戦。前回対戦で鬼門・柏を打ち破ったものの、まだまだ貸しがいっぱいあります。アデミウソン爆発で、その貸しを取り戻してほしいものです。

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