【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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それぞれの思いを胸にアルウィンへ。見所はマツでも、マリアでもないんじゃないか(松本戦 展望)

アルウィンは、今年の日程が発表された時にアウェイで真っ先に行くことを決めたスタジアムだった。来年は対戦がないかも、という松本に対しては失礼な気持ちがなかったわけではないが、テレビ越しにも独特の雰囲気が感じられる「劇場」と呼ばれるあの場所に行ってみたかった。

反町康治監督の手腕は確かだ。新潟、湘南に続いて松本までもJ1昇格へと導いた。戦力的に不利であっても相手を徹底的に研究し、カウンターだったり、セットプレーだったりに賭ける。自身の多少の短所には目を瞑って、長所を伸ばす。チーム育成型の監督の代表と言えるだろう。北京五輪代表を率いたのはダテではない。

しかし此方、エリク・モンバエルツ監督はフランスのアンダー代表の監督経験者。派手ではないが樋口さんに慣れた我々にはやや奇抜に思える采配はある。これがアールヌーボーなのか? はっきり言って、俊輔ラフィーニャ栗原勇蔵までいないのに5位にいるのは望外の結果と言っていいかも。

その二人の事前のコメントが興味深い。エリクが、「フィロソフィーは松本とは全く反対。パスの本数がうちが600なら、向こうは300」とロングボール頼みは楽しくないし、美しくないとでも言いたげ。

一方の反町監督は、マリノスは4バックの方がチームにダイナミズムがあるとした上で、「外国人監督は何をしてくるかわからない」と牽制する。相手のストロングを封じるために策を練るのが得意な反町監督のウラをかくのか?

巷間では、松田直樹のことばかり注目される。あるいは田中隼磨佐藤優平の嫁ダービーとか。それはあまり言われていないか。一般的にはマツのことで注目されるのは悪いことではない。けれど、マリノスがマツのクビを切った悪物扱いするのも、それはそれ。選手もサポーターも、それぞれが持つ彼への思いは胸に閉まって、いつも通りやるってことだろう。

上述した監督の考えを推察するのも十分に楽しいし、マリノスには4連勝がかかる。上位に食らいついて、勢いを持って来週のガンバ戦に臨むというシナリオがある。山形に不覚を取ったからこそ、なおさら昇格組にこれ以上落とすわけにはいかない。さらには切り札として、ラフィーニャの復帰が見込まれている。20分程度は出場できるとか。

松本の守備もここ数試合、安定した感があり、前節は神戸を危なげなく降したように見えた。あれ、その神戸に、ナビスコマリノスは、ゴホン、ゴホン…。

ともにナビスコ杯よりもリーグ戦に照準を合わせてきたという点ではコンディションはまずまず良いだろう。

心配と言えば、齋藤学の足。せっかく上昇基調にあったのに、離脱は避けたい。主力としての自覚は十分だし、反町監督といえば愛媛時代にドリブルでキリキリ舞いさせて「愛媛にメッシがいた」と言わしめた。

当然対策はされてくるし、清水戦のように自由にはやらせてくれないだろう。それでも上回るのが齋藤学の真骨頂。さらにこちらも好調のアデミウソン。この二人の個の力で上回ってしまえばいいのだ!

3番の田中隼磨を封じるのは小林祐三のポジショニング。とすると、3バックへの修正もあり?

さてアルウィンに向かいますか。勝利のアルプス一万尺なんて、知らない。マリノス一千人とともに勝ち点3をこの手に。

いいじゃん、気持ち入ってたじゃん。そんな試合を見られたら幸せだ。

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