【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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マリノスタウン移転。選手への影響は?

天然芝2面を含む最新施設。しかも、横浜駅から徒歩圏内のみなとみらいという立地。年間5億円とも言われる利用に伴うコスト。

借地契約が切れる来年、それを更新する体力はマリノスにはなかった。

マリノスタウンの思い出といえば、年に一度のトリコロールフェスタ。その時に運良く、妻子が中村俊輔と撮ってもらった写真は、我が家の宝となっている。

Aピッチという、スタンドに近いグランドが使用されるときは、練習見学も間近ででき、選手の声や息遣いまで聞こえる距離で見守ることができた。モンバエルツ体制になってすっかり無くなってしまったが、以前は土曜は公式戦、日曜は控えメンバー中心の練習試合を見ることもできた。もちろん、無料で。

寂しいが、維持が無理なものは無理。ただし、では代わりにどこを拠点とするのか。それはクラブ幹部にとって頭の痛い問題だったに違いない。小机フィールドという結論は落ち着くべきところに落ち着いた印象だ。

クラブの公式発表によれば、2015年12月を以って、

クラブの本社機能

トップチームの練習拠点

クラブショップ

が幕を閉じ、16年3月末でアカデミーみなとみらい校が終了となる。

アカデミーに通う生徒が今後も安心して通える環境は一刻も早く整えて欲しいものだ。憂慮しても、今は待つしかない。

もう一つ心配なのは、選手のコンディション調整や回復に大きく貢献していた最新施設を失うことでの影響。

[神奈川新聞](http://www.kanaloco.jp/sp/article/97682)には、中澤佑二栗原勇蔵らのコメントも紹介されている。

この施設があったから37歳の今でも現役でやれているという中澤。マリノスからの移籍を検討したときも、マリノスタウンの存在が残留の大きなポイントになったという。

一方で、多少は苦労があったとしても、自分たちがしっかりやることをやれば環境などはどうとでもなる、というのは齋藤学の言葉。

学はまだまだ若いが、一年一年に現役続行がかかるベテラン選手にとってはケガのリスクも意味合いが違う。

そう言えば、いつだかサンデースポーツで紹介されていた、俊輔が私財を投じて改装したというトレーニングルームはどうなるのだろう。

「クラブの象徴」としての機能よりも、実質的な喪失ダメージの方が気になる。流水プールは日産ウォーターパークにもあるが、クラブハウスの設備をどこまで移すことができるだろう。中に入ったことはないのだが、小机フィールドの脇には簡易な更衣室と休憩室があるばかり。

とにかく、中澤、俊輔という両雄の現役生活が縮まるようなことだけはあって欲しくないものだ。

ただし、長期的には嘉悦社長の言う通り、ホームスタジアムとも一体化して集約されることのメリットもあるはず。

新しいマリノスの歴史が、新横浜・小机で紡がれ、強豪の拠点として受け継がれていくことを願う。

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