【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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先発10人入れ替えで臨む? アピールタイムを残りわずかにするな (神戸戦 展望)

GK榎本哲也

DF天野貴史中澤佑二富澤清太郎比嘉祐介

MF熊谷アンドリュー佐藤優平天野純中島賢星兵藤慎剛

FW伊藤翔

というのが予想されるスタメンで、直近の清水戦と比較すると、中澤以外の総取っ替えになるようだ。

中村俊輔ラフィーニャ栗原勇蔵奈良輪雄太の完全合流は秒読みで、来週末のガンバ大阪戦には間に合うだろうか。

こうしたケガ人の影響もあって、ナビスコ杯に出るのは何試合目かの選手もいれば、天野貴史中島賢星のように、いよいよ初出場の選手もいる。

同じことの繰り返しになるが、彼らには大チャンスである。今の序列は今のものでしかなく、決して「カップ戦要員」というのが最初から最後まで決まっているわけではない。

それはナビスコの開幕節、仙台戦のメンバーを見れば分かる。まず三門雄大がスタメンに名前を連ねている。この時はリーグでいえば2節・FC東京戦と、3節・鳥栖戦の間。すでに評価は高まりつつあったようだが、F東戦の三門はベンチスタートで、この仙台戦を経て、鳥栖戦からはスタメンに定着している。今では三門がリーグ戦で控えに回る布陣を予想することの方が難しいくらいだ。

それから飯倉大樹。ご存知のように5月6日の新潟戦からリーグでは3戦連続でスタメンに復帰している。今季初めて、また3季ぶりの公式戦出場となったのがこの仙台戦だった。

この試合、あまりいいところがなかったように記憶しているが、個々のプレーという点では監督に十分評価されるべきものがあったということだ。

ご存知のように、これまで日曜に組まれていた主に控え組選手の調整およびアピールの場である練習試合が今季は皆無だ。モンバエルツ監督は、「練習ではなく試合を通して成長を促す」としている。

したがってナビスコ杯のグループリーグで敗退するようなことがあれば、公式戦そのものの数が減り、控えに甘んじている選手はアピールする場そのものを失うことになってしまう。チーム全体の底上げという点で大きなマイナスとなる。

今季はケガ人が多い。練習の負荷が高いことが影響しているのか、何か別の問題があるのかは分からないが、今後もコンディション面においてレギュラー格に「絶対」はない。その時に、三門や飯倉がそうであったように、先発起用を決断させるだけの立ち位置に居られるかどうか。

例えば富澤清太郎ボランチでの出場は少なく、ここまでバックアップのCBという位置付けだ。やがて栗原勇蔵が帰ってきた時に、ファビオはボランチに戻るか、など色々な状況によって起用法が変わりそうだ。ではどの能力をアピールするのか。それ次第では、レギュラーにいても何もおかしくない実力者であるから、今後の出場機会を増やすこともできる、自らの手で。

そのグループリーグ突破のためには絶対に勝利が必要な一戦となる。7チーム中6位という順位ではあるが、3連勝なら他チームの結果によらず2位以内となるため「自力突破」が残されている。

相手どうこうより、まずは勝つこと。

中島賢星マリノスデビュー戦でどんな試合を見せるのか。2季ぶり出場の天野貴史は攻撃面でどんな違いを見せられるか。

チームの底上げと勝利の両方をこの手にしたいのは欲張りだろうか。いや、二兎追わなければ、二兎が手に入ることなどないのではないか。

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