今季初のナイトゲーム。それはつまりBS劇場へ、ようこそ。
2年前のリーグ1、2位。天皇杯の決勝カードも今は昔の感、否めず。観客動員数は目下大苦戦中の我が横浜F・マリノスである。
今宵は選手入場時には会場暗転の演出あり。よって、いつもは入場に合わせてデカデカと観客席に登場するビッグフラッグも、この日に限ってはウォーミングアップ中の掲出となる。
なんと言っても最大の注目ポイントはマリノスの右サイドバック。絶対レギュラーの小林祐三が7節にして3枚目の警告を受け、出場停止となった。
この穴を埋める最右翼にして、最後方右翼の奈良輪雄太はまだリハビリ中。それならば、三門雄大のポリバレントに感謝しつつ、彼を起用というのが次なる作戦であるはず。
しかし、前日の後半戦でエリク・モンバエルツ監督が起用したのは、背番号15、リーグ戦ではプロ4年目で初先発となる。
比嘉祐介の強みは意外性ある攻撃参加であり、課題はここぞというところのミスである。それは明白。右もできるのか?と監督に聞かれたばかりで、元は右利きだから問題ないと答えたそうだ。
相対するはドリブルに優れる柏好文。正直なところ、不安の方が大きいが、要するに周りのサポートを含めた「使い方」次第で毒にもなれば薬にもなる。
攻撃に目を向ければ、前節にアデミウソンと齋藤学に得点が生まれ、ここからのケチャップドバドバが期待されるところ。左からの下平の構築、右からの比嘉の良質なクロス。しょうがねぇ!今日くらいは多めに点を取られても、得点、得点で上回るしかないじゃねぇか!
広島には流れを変える浅野と野津田という若い力がいる。一方、マリノスにはラフィと俊輔がいる。90分トータルで交代も含めたチームマネジメント、戦い方の変化でどちらが上回れるか。
右サイドを守りきれ、比嘉。
今日のミッションがクリアできれば、チャンスはまた来る。選手人生をかけた一戦だ。
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