2月28日、クラブから異例とも言える土曜日のリリース。内容もアデミウソンの「加入内定のお知らせ」という、普通よりも一歩早い段階での発表というのが異例だった。
その後の情報では、メディカルチェックで渡英中のアデミウソンは、今週中に来日し、早ければ来週の第2節、FC東京戦でのデビューの可能性があるようだ。
今回の移籍はマリノスにしてみればひょうたんからこまのように見えるが経緯は以下のようだったらしい。
マリノスが欲しいタイプの選手をCFGに相談
→CFGから取れる可能性のあるリストを受け取る
→モンバエルツ監督の意見を取り入れて、アデミウソンとかいっちゃう？
→やがてCFGが買い取ってくれるならいいよと回答
→え、、本当に取れちゃった…（レンタルだけど）
という流れのようだ。
すごい看板なのは間違いないが、結局は彼自身も結果を出さないと、英プレミアリーグに行くはずが、ブラジルに逆戻りの可能性もある。まだマリノスの先の何かを、無条件で約束されたわけではないだろう。
つまり、彼自身もJリーグで本気の結果を残す必要がある。「結果を残せば1年でプレミア」が明確になっているからこそ、格の違いを見せつけたいはず。
その点では、出場機会があるかどうかがわからないプレミアに行くよりも武者修行としては成功の確率の高い方法かもしれない。
決まった以上は早く来て、早く活躍して欲しい！が、開幕戦は今のまま。それどころか、ラフィーニャがまたもや負傷した。
土曜日の練習試合、流通経済大戦で、後半に途中出場も、削られて負傷。松葉杖でクラブハウスを後にしたという情報もあるほどだ。せっかくどうにか怪我の出遅れを取り戻しつつあったというのに、何をしてくれてんだ、大学生。練習試合で怪我をさせる、させられるというのは一番聞きたくないこと。
開幕に間に合うかどうかは微妙なところだろう。
すると、フルに働けるか分からない伊藤翔か、ここに来て評価をあげている噂の矢島卓郎か…。前線からきっちり追える伊藤に一票かなというところだが、主力組の点の取れなさは異常で、実に2月半ばの群馬戦から、対外試合で得点したというのは流経大戦の中町の得点まで、ついぞ聞かなかった。それ以外はサブ組中心の2本目以降のことのはずだ。
得点力不足にめどは立たないまま。開幕戦自体についてはその不安の方がまだ大きい。
とは言え、Jのある、マリノスのある週末がいよいよ帰ってくる期待は止められない。もう、春である。
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