【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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和田昌士が小野裕二を超える可能性は

すべては自分と、環境で出来ている。

自分がやったことは、甲府との練習試合での2得点、その後も高いモチベーションで練習に参加したこと。

周囲の環境に起きたことは、怪我や体調不良で特に前線に離脱者が続出したこと。

噂されていた通り、和田昌士の2種登録(トップチームに所属しない選手がJの公式戦に出場できるようになるための手続き)が確実となった。今季というか開幕前の、国内第1号ではないか。

何しろ、17歳、昨日も書いたようにマンチェスターCにも注目された逸材だ。

2種登録そのものはまったく珍しくないが、公式戦に出場した選手となると毎年、10人がせいぜいだ。なかには市原の阿部勇樹、清水の市川大祐、東京Vの森本貴幸のようにレギュラー格としてプレーした選手もいる。

手元の調べだが、マリノスでユースまた

高校に所属ながらリーグ戦に出場した選手は、大橋正博(99年・2試合)、金子勇樹(00年・3試合)、阿部祐大朗(02年・3試合)という例がある。

出色なのはタイトルにも書いた小野裕二だ。2010年7月、木村和司監督によってトップチームに呼ばれると、即座に結果を残して先発に定着、17試合3得点。翌11年のプロ契約時には18歳にして背番号10を背負うというスピード出世を果たした。

今回の和田は、小野の時よりも5ヶ月合流が早い。しかも練習では兵藤慎剛齋藤学に混ざって、主力組のビブスで1トップを務めたと聞く。21日の松本山雅戦での先発は十分あり得るだろう。ここでのパフォーマンスと、出遅れた主力選手たちの動向次第では3月7日の開幕戦のピッチも視界に入ってくる。

ただ、今の段階で小野との比較をするのは単なる夢見がちなサポの勝手なロマンでしかない。マラドーナの再来やら、◯◯のジダンやら、小野裕二2世ほど身勝手で、まるで機能しない形容詞は枚挙にいとまが無い。

ただし、的外れな期待でもないかと考えている。小野のようなふてぶてしさ全開ではないにしても、練習試合の前に「今日は2得点とる」と宣言するなど、メンタルも強そう。

本人もチャンスをつかむ気持ちと用意は十分なようだ。若さなど関係ない。仮に、今の自分にはまだだ、次の機会に…などと思っている覚悟不十分な者がいるとしたら、そんなところに二度とチャンスが来ないことは歴史が証明している。

あの小野裕二も今年には23歳になり、サッカー選手としては若手の期間の終わりに差し掛かるほど、時は早い。

すべては自分の結果と、環境という少々の運で決まるんだ。今でいいじゃないか、マサシ。

チャンス、つかんじゃいなよ。

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