新体制が動き出した。
比嘉さんが俊輔の隣に還ってきた。違う、そこは新しくない。
注目のエリク新体制、その目指すサッカーはどんなものなのか。まずは練習に見学に行った方の感想は好意的である。
発表会での嘉悦社長のプレゼンでも触れられていたが、確かに2014シーズン、天皇杯決勝からわずか3週間での始動、そして大雪のアクシデントのハンディは大きなものだった。
だが12月7日にリーグ最終節を終えるとすぐにオフに突入し、1ヶ月半で十分にリフレッシュできた。
さらに、この後の予定を見ると、
〜23日 みっちり2部練習
24日 午前練習
25〜30日 沖縄キャンプ
31日 トリコロールフェスタ(ファン感謝デー)
1日 オフ
2日 練習
3日〜14日 宮崎キャンプ
15〜16日 オフ
17日〜 練習
21日 PSM 対松本(日産ス)
キャンプ期間を通算すると去年の3倍近くにもなる。どのようにチームが仕上がっていくだろうか。
だからと言って、準備期間の長さを手放しで喜ぶことはできない。去年が異常で今年レベルがようやく普通。
しかも新監督のメソッドが高度であればあるほど、浸透には時間がかかるもの。中途半端な理解はかえってチーム全体にはマイナスになりかねない。
その点では、監督決定および実際の来日が早かったとは言えず、強化期間、チームを熟成させる期間はもっともっと欲しかったところだろう。
万一、またも昨年のような悪天候に見舞われたら…と思うと、非常に心配ではある。
シティとのご縁がなければ、まずありえなかったエリクとの邂逅。もちろんまだたった2日ではあるけれど、練習の強度が最初から高く、雰囲気も厳しめであるとか。
選手たちの感想もポジティブだ。カギを握りそうなのは、潤滑油の役を果たすと語る俊輔と、おフランス帰りでただ一人監督との意思疎通がスムーズな伊藤翔だろう。
伊藤のフランス語レベルにはエリク監督も驚いたらしいが、チーム全体が監督と、監督のメッセージを理解するのには彼の存在は重要な貢献をするのではないか。
練習をまったく見に行けないのはとても残念なことだが、楽しみは来月下旬まで取っておくことにする。
大きな補強はなくとも、現戦力の底上げによって、旋風を巻き起こすことができるか。仲川がリハビリ、矢島が別メニューなのを除けばまずは順調。
明日には、ナビスコも含め、全対戦カードが発表となる。
新シーズン、いよいよ高まってきた。
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