【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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樋口靖洋監督とリーグタイトルが取りたかった

ゴールシーンのリアクションと言えば、城福浩が名高いが、どうして樋口さん負けてなかった。普段は情熱家と呼べるほど燃えたぎっていた印象ではないが、サブのメンバーの自主練習を最後まで見守るなど思いは確かにチームに浸透していた。

その樋口監督が、今季いっぱいで退任することが発表された。

私の中では、2015年、樋口さんとリーグタイトルに挑みたかった気持ちが大きい。

短所はそりゃある。交代が遅いとか、交代の意図が不明とか、交代によって改悪されたとか。交代策の遅延や失敗は素人目にも結果論で分かり易いから、随分と文句を言われた。いや、私も言った。

何をやりたいのか、分からないという声はチーム内から聞かれなくなった。なぜって、やりたいことは明確だったから。

自分たちがボールを保持し、動かし、そして崩すという主体性あるサッカー。

攻撃と守備の素早い切り替え。

奪われてから、とセカンドボールへの強いこだわり。

地味だけど、極めれば強い。ハマれば強い。

それを体現したのが2013年だったと思う。

リーグタイトルを逃してからの天皇杯制覇は並のチームだったらできない。選手たちのリバウンドメンタリティを褒めていたけれど、それを植え付けたのは他ならぬ樋口監督だった。

今年の不振、というか、何年か前に戻った?のは樋口サッカーの限界と見る向きもあれば、補強と怪我人の問題ということもできるだろう。

とりわけラフィーニャをフィットさせてからの数試合は、泡沫の真夏の夢だったが、13年同様に強さと楽しさを兼ね備えたものだった。

来年、あの水準のサッカーが担保されるとは限らない。

まだ後任の噂すら出てないなかでは(昨今のマリノスの情報統制は素晴らしい)、不安の方が大きいのはやむを得ないだろう。俊輔と優勝したい我々には時間がないのだ。このチームのベースを引き継いで、結果を出せる人物は誰だろうか?

樋口さんが元日に見せた、喜びというよりは安堵の表情が忘れられない。たぶん、勝負師にするには優しく、真面目すぎる。でもそんな性格だから、ヒトクセある選手たちとともにチームを作ることができたのかもしれない。

まずはお疲れ様、ありがとう樋口監督。残り3試合しかないけど、樋口マリノスここにあり!を見せて欲しい。

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