【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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プラス6とプラス20の世界観

足りない。何が足りないって、得点が足りない。

30節・C大阪戦、31節・浦和戦と2試合連続で無得点に終わり、マリノスの得点は33のまま。残り3試合のため、30点台で終わってしまう可能性が高い。

これでは、上位には行けない。

年間の得点数としては、試合数の少なかった01年(30試合)の 32点以来となる低調なシーズンということになる。思えばほぼ1ヶ月、ノーゴールが続くという絶望的な時期もあった。

リーグの上位に進出するには、50得点を目安にしたいところだ。

下記の各年度の上位3チームとマリノスの戦績において、左から2列目が得点なので、そこに注目していただきたい。

※左から順に、勝ち点、得点、失点、得失点差

【2013】

広島 63 51 29 22

横浜 62 49 31 18

川崎 60 65 51 14

【2012】

広島 64 63 34 29

仙台 57 59 43 16

浦和 55 47 42 5

横浜 53 44 33 11

【2011】

柏 72 65 42 23

名古 71 67 36 31

G大 70 78 51 27

横浜 56 46 40 6

【2010】

名古 72 54 37 17

G大 62 65 44 21

C大 61 58 32 26

横浜 51 43 39 4

【2009】

鹿島 66 51 30 21

川崎 64 64 40 24

G大 60 62 44 18

横浜 46 43 37 6

最低でも40の後半の得点がないと、上には行けない。得失点差も同じで、昨年こそ+18を記録、07年には+19の経験があるマリノスだが、20以上は欲しいところだ。

つまり乱暴に言えば、失点が仮にこのままなら、15点取れるスコアラーがいればよかったことになる。あ、マルキーニョスがまさにそれだったわけだが。

すると、今季の敗戦が5つは引き分けに、引き分けが5つは勝利に持って行ける。あわせて、勝ち点が15積み上げられることになり、今の順位表に当てはめると、浦和に勝ち点差2の2位ということになる。

今より失点を減らしても、得点が増えなければ上位争いは不可能。それは、今年の閉塞感によって、痛いほど感じさせられたことだ。

ナビスコの決勝が点の取り合いになったが、佐藤寿人にしてもパトリックにしても、彼らは「得点能力」を間違いなく保有する。最後の仕上げをする選手がいなくては、圧倒的なボール保持率も、魅力的なパス回しもあまり意味を持たない。

得点54、失点34で+20。これが一つの来年の目標ラインになると考える。

明らかに足りないのは得点。得点を上げる人だ。なかなか自前で育てられないから、取って来るしかない。

さて、ラスト3試合。優勝やACL、昇降格の喧騒をよそに、引き続き来年の戦い方を探ろうではありませんか。

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