【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

スポナビブログの閉鎖に伴い、引っ越し。無くなっちゃうのは忍びなかったのでアーカイブです。基本、更新はしない予定

松田直樹の影響力が再注目された松本山雅のJ1昇格決定

試合後、田中隼磨のアンダーシャツにはありがとう、松田直樹の文字。アルプス一万尺の大合唱が行われるスタンドには、マツにJ1昇格を報告する名前の書かれたゲーフラの多いこと。

わずか半年あまりの在籍でも、松田直樹は確かにそこにいた。今でも3番のリストバンドを巻いて試合に臨み、ゴールを決めれば虚空に向かってその手首を掲げるらしい。

決定機を何度外すのかというほど、攻撃面で圧倒していた。

スコアこそ2-1だったが、内容面では「実に順当に、湘南の次の順位で昇格を決めた」と言っていい。

夏の湘南の方が強いかもしれないが、今の磐田よりは松本の方がはるかによく見える。したがって偶然ではない。

監督として、新潟、湘南に続いて自身3度目のJ1昇格となる反町康治監督の会見第一声は、先日御嶽山で亡くなられたサポーターと、松田直樹が天国で抱き合って喜んでると思うと、本当に嬉しい、だった。

就任から3年、監督を引き受けた時に、松田の目標や言葉を実現することも受け継いだ人間の使命としてきたという。

J2では屈指の動員力を誇る松本のアルウィンには、松田直樹の入団がきっかけでスタジアムに通うようになったという市民も少なくない。

おめでとう、松本山雅。改めて、松田直樹というカリスマの持つ影響力の大きさが見えた夜だった。もちろん、今の選手、監督、スタッフ、サポーターが掴んだ勝利なのだけど、隼磨が痛い膝を隠して最後まで走れたのは、マツの存在があったからかもしれないね。

よくがんばったね。

松本山雅と、マリノスが試合をしたのは3年前の天皇杯だけ。あのときは地方開催で富山県だった。

来年、昇格チームと言えど、松本の人気があれば、ニッパツではなく日産スタジアムかもしれない。

ようこそ、松本山雅。おかえり、松田直樹。そんな試合が今から楽しみである。

[{{image:520275,small}}](http://soccer.blogmura.com/f-marinos)

皆様の1クリックが更新の大きな励みになっています。ぜひよろしくお願いいたします。