毀誉褒貶相半ばする。プロスポーツには当然、つきものだ。
うまく行ってる時に褒めることも、そうでない時に貶すことも、実に容易い。
サッカーを見て、ストレスを感じたくないならば、特定のチームを応援することなどやめた方がいい。自分の願う通りになど、ならないことの方が多いのだから。
今月に入ってからの我が軍の結果は、ストレスそのものだ。破竹の4連敗は、内容も、決定機の数も、何か迷路に迷い込んだような低調だ。目を覆いたくなる。
けれども、目を覆ったままでは、チームのビジョンがはっきりすることはない。また、監督ヤメろと言っていても何も始まらない。「攻撃の形」がはっきりしない、というならば、もうシンプルに縦に繋いで玉砕覚悟。それでも、後ろでパスを回して、やがてパスミスを攫われるのを待つよりはポジティブとも言える。
玉砕とは言ったが、またしても1トップが代わるようだ。再び、矢島。ナビスコ杯の柏戦で見せた強靭なフィジカルの片鱗は夢か幻か。ラフィーニャの投入はいつか。それだけが拠り所になってしまう現状。
選手は急には変わらない。テクニックもコンディションも、爆発的に何かがよくなることはないだろう。
だが、ただひとつメンタルは、自分の力だけで変えられる。
選手たちはどのようにこの泥沼の連敗で気持ちを切り替えるだろうか。
いつものネガティブな論調、文体を得意とする番記者くんのように、采配や選手起用をマイナスに捉え、モチベーションを失っている選手が本当にいるだろうか。連敗しているときに憶測や、自分の感じ方だけでよくもまあ悪し様に書けるものだ。すぐに先発が入れ替わるのが悪い印象だというが、この手のネガティブな人物は別のときはこう言うものだ。「なぜ結果が出ていないのにスタメンを入れ替えないのか。悪い時に動けない、無策なら監督など居る必要がない」ってね。
この状況で、スタジアムから足が遠のいてしまうファンの気持ちは多少、理解できる。ただ、こういう時こそ、明るく前向きに楽しめるような記事を書いて盛り上げられない番記者など不要だ。批判をするなとは言ってないが、自分の主観だけでネガティブな印象をまき散らすのは辞めてくれ。
繰り返すが、メンタルは変えられる。スタメン復帰する小椋にしても、連続出場が予想される奈良輪も、あるいはケガからの本格復帰が待たれる兵藤にしても、連敗なんて関係ないんだと。自分のできる最高のことをやるんだと。矢島、学、俊輔、淳吾の2列目までの選手には、とにかくゴールに向かうプレーを期待したい。
何しろサポーターは勝利どころか、シュートらしいシュートに久しくお目にかかっていないのだ。今日、最初にシュートを放った者、それが枠内に飛んだらなおさら、なぜか大きな拍手を浴びることだろう。だから思い切って、シュートを打ってほしい。入らなくても、何度でも、何度でも。
毀誉褒貶は我らサポーターにはいらない。連敗でストレスはたまる一方だ。だが、デキの悪い子供だからこそ、余計にかわいい。滅多に入らない得点だからこそ、ゴールの瞬間は倍うれしい。その瞬間を待っている。待つしかない。
「シュート、そして幸運を」
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