【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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湘南・熊谷アンドリューの現在地

富澤、三門の怪我に続き、中町は骨折!オーマイガ。

明日は好調キープの小椋と、三門の先発予想か。天皇杯以降、すっかり富澤の影が薄い。

そして喜田がベンチ入りしてもほとんど驚きがなくなってきた。ユース上がりの五輪代表候補の急成長は、ファンの誰もが目を細める。

あれ?喜田? その期待のポジションは間違いなく、ほんのついこないだまで、熊谷アンドリューのものだった。

彼もまた、プライマリーからの生え抜きで多くのサポーターの支持を受けてきた。何しろあのスケールの大きさを感じさせるプレーに、やがてマリノスのピッチ中央に文字通り君臨する姿を予感した人も多かったに違いない。

1年目から出場経験を積んだ大型ボランチだが、2年間ぱたっと伸び悩んだ。プレーよりもメンタルが課題というのは定説になっていた。チャンスが巡ってきたら、体調を崩したこともあった。ただ川崎で森谷がレギュラーを掴んだように、サッカーの中身や環境が変われば、壁を突き破るかもしれない。

もちろんマリノスの中で殻を破ってくれるのが一番だった。だが、湘南から、より正確に言うとちょう貴裁監督からオファーがあったことを、多くのサポーターが「チャンス到来」と喜んだのも事実だったように思う。最後は彼の意志で、このレンタル移籍が実現したらしい。

ちょう監督のアンドリュー評が興味深い。磐田戦の試合後の会見から引用しよう。

Q:熊谷アンドリュー選手のいちばんの適性ポジションは?

「GK以外どこでもできると思います。ああいう若い選手は、いまのサッカーって、ボランチが最終ラインで仕事しなければいけないし、菊地俊介のようにペナルティボックスに出てシュートを打たなければいけない。今日はトップ下に入れたが、ポジションの役割はいまのサッカーはほぼなくなってきてるので、彼がその既成概念を自分で崩してフィールドのあらゆるところでその時々に適したプレーを判断してやることが彼の成長だし、僕は彼の能力を分かっているつもりなので、指定席を与えることはしないですが、彼がもっと成長できるようなアプローチをしていかなければいけないし、それがチームのためだと思っている。

適正ポジションがどうこうというより、我々のサッカーのやり方で、今日も何回かテンポをつくってチャンスをつくりそうな場面がありましたが、そういうところで攻撃してくれればと思います。若いのでどんどんチャレンジしてもらいたいですね」

なんかいい監督のところに行ったなあ。すごい買われてるぞ、アンドリュー。移籍直後から、今夜で4試合連続ベンチ入り。2試合で計8分、3人目の交代枠で出場も果たした。

ご存知の通り、湘南はJ2独走中。この時期に、切り札的な意味での獲得ではなく、育成して開花させようとしているのだろう。恐らく、昨季は弾き返されたJ1での逆襲を見据えている。

彼の能力が開花するかはもちろん彼次第だが、開花すると、その時は湘南独特の走るサッカーに欠かせぬ人材となっており、マリノスに返してもらえないのではないか。かと言って、いつまでも芽がでないのも困る。ううっ。

ちなみに、湘南ベルマーレ名物の選手紹介のキャッチフレーズが一般公募された結果…

剣天秤(ユスティティア)。

なんでも、正義を司る女神らしいです。

ん、まだまだ立ち位置、微妙だぞ!アンドリュー!

頑張ってくれ! で、やっぱり大きく成長して、マリノスに帰ってきてほしい。

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