なんとなく予感していた。
東京・台場のフジテレビの収録スタジオで、伊藤翔がひいたボールの中には、柏レイソルとの対戦を示す番号が入っていた。
12年の天皇杯準決勝0-1。
13年のナビスコ杯準決勝、衝撃の0-4。
トーナメントでは彼らが行く手に立ちはだかる。
さらに去年、ナビスコ敗戦の衝撃が消えぬまま。また天皇杯の組み合わせで準々決勝での対戦が決まりかけた。しかし、リーグで下位に低迷していた大分に柏が苦杯を嘗め、マリノスはその大分を辛くも延長で退ける。もしここでいつものように柏とぶつかっていたら、果たして元日のタイトル獲得はあったかどうか。
ナビスコの4点差負けのあと、ホームでは意地の2-0。ただしトーナメントの敗退が決まるこの勝利自体で、溜飲が下がることはなかったが、こうしてご縁、天敵感に一服ついたものと思えた。
さらに、ジョルジワグネル、レアンドロドミンゲス、田中順也と、マリノスを苦しめた前線の選手が続々と抜けたにもかかわらず、今年のリーグ戦は結局、2試合とも引き分け。勝てそうで、勝てない柏戦。勝てなそうで、勝てなかった頃からみると前進していると信じたいが、リーグ戦の柏勝ちなしは6季10試合と記録が伸びてしまった。
だのに、なぜ?
君はひくのか、柏との対戦を。そんなにしてまで〜。
ご縁は続いていた。
あちらが、マリノスとの対戦が決まって、しめしめとほくそ笑んだかは知らない。
上記の選手が抜けても、工藤壮人もいる。調子のいい高山薫の動きはなかなか手を焼く。それから、先月2度もやられたセットプレー。
こちらの武器がセットプレーなら、あちらの狙いもセットプレー。リーグであげたマリノスの2得点はラフィーニャと齋藤学だが、この二人は依然としてそろって欠場なのもだいぶ厳しい。さらに兵藤は鼻を骨折、その影響はどれくらいだろうか、心配だ。
それならば、失点のリスクを回避するために、試合を塩漬けにするか? 引き分けでも勝ち上がれるセカンドレグならともかく、0-0で日立台に乗り込むことは得策とは思えない。2試合をトータルで見た戦い方、ネルシーニョ監督にはしてやられるわけにはいかない。
繰り返すが、ポイントはセットプレー。ホームでリードを奪って、日曜のアウェイ戦を乗り切ろうではないか。
差別事件のあった川崎戦以来となる、ニッパツ三ツ沢。どんな雰囲気を作ることができるかも注目だ。川崎戦の後の試合だからこそ勝ちたい。
キックオフは19時半。チケットはまだまだあるようです。仕事や飲み会の予定は、明日に回して。大事なニッパツでの試合が見られるのは今日だけ。
ニッパツへGO。
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