【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

スポナビブログの閉鎖に伴い、引っ越し。無くなっちゃうのは忍びなかったのでアーカイブです。基本、更新はしない予定

3連勝をかけて!でも、飛車角落ちで苦手のベガルタ。これも巡り合わせか〜第22節・仙台戦 展望

ラフィーニャ全治3週間、齋藤学全治2週間。痛い、痛すぎる。

中村俊輔も、小林祐三も怪我をかかえ絶好調とはほど遠いようだ。真夏が過ぎたとは言え、佳境を迎えた中でどこも痛いところがない選手などいないとは言うものの、コンディション、選手層という点で正念場の試合だ。

ラフィと学は重傷ではないのが救いだが、一度にこの2人を欠く意味は小さくない。此方、加入1ヶ月で攻撃の中心に座り3試合連続得点を記録したラフィーニャは完全にマリノスの攻撃を変えた。どんな場面でも相手を置き去りにして前を向く技とぶっちぎるスピードが持ち味だ。

一方の学。最近は無理な仕掛けが目立ち、やや不調期に入った印象のあったが、ドリブル突破でチャンスを作る。相手を引きつけてスペースを作る。そして守備陣を縦横に切り裂く爽快感。

個の力でチャンスが作れる、貴重な戦力だ。その2人が揃って欠場なのだから普通に考えれば攻撃力は半減してしまう。機動力という意味では確実に落ちる。

だからこそ、大チャンスである。

今年、開幕戦、前節の川崎戦を除けば、「この一番!」で勝ちをおさめた甘い記憶がほとんどない。この点は、昨年と真逆だ。

だからこそ、ここで潮目を変えるチャンスである。

3年連続引き分け中のユアスタ。丸4年に渡って勝てていない仙台。ここで、勝つのである。

勝利の立役者になるのは、もちろんラフィーニャに代わって先発復帰の伊藤翔だ。開幕からつかんだ定位置は最早奪われた。そりゃまあ、ラフィーニャのほうが得点を取ってくれる期待感は大きい。

だからこそ、己の存在価値をゴールで示せ。

俺たちはレギュラーだから応援するわけではない。試合に、今そのピッチに立っている選手を、この身を投げ出してトリコロールに勝利をもたらす戦士の背中を押すのだ。

フランスの名指揮官にも惚れ込まれたその才能を呼び覚まし伊藤翔が、暴れる。定位置を奪われ、そのライバルが怪我で離脱した隙に、覚醒。

そんな筋書きが、今のマリノスには必要だ。ラフィーニャがいなくても、伊藤で勝った。そう言わせてくれ。

伊藤が踏ん張れば、初めてリーグで同時先発する2列目の3人が生きてくる。言うまでもなく、俊輔、藤本淳吾兵藤慎剛の3人だ。淳吾と兵藤がポジションを争う形になっているため、同時に3人が先発したのは、日産のACLメルボルン戦だけだ。(この試合は伊藤翔と兵藤、さらに中町のゴールで3-2で勝利。げんがいい?)

学は上に書いたようにやや不調。それに対して、兵藤は前節でゴールにねじ込む「らしい」得点もあり、淳吾も明らかに運動量が増えてきた。守備での貢献もようやく見られる。そう、結果が出れば、この2人を先発で使うチョイスも確立できるのだ。

今宵は何をおいても結果だ。

開幕以来の3連勝を達成すれば、かすかに上位陣の背中が見えてくる。上位の足踏みが必要だが、もうただ勝つしかないではないか。

伊藤、淳吾、兵藤。いずれもゴールの数よりも遥かに多い雌伏の時間を過ごしてきた。忸怩たる思いを、燃料に、その手に勝利を。

皆様の1クリックが更新の大きな励みになっています。ぜひよろしくお願いいたします。

[{{image:520275,small}}](http://soccer.blogmura.com/f-marinos)