一躍脚光を浴びることになってしまった、マリノスの天皇杯ユニの件。
なんでこんなに騒がれるかって、話題として大きくなったのは、6月だかに予約を受け付けたのに、発送が9月上旬という大きなタイムラグがあったためでしょう。まだ手にも入れてないのに、大会が終わってしまったわけだから。
このスケジュール、サポの間では、「万一のことがあったら、オイオイ、購入者が袖を通す前に天皇杯が終わっちゃうじゃない?大丈夫か?」という声は最初からあった。
まあ、2回戦、3回戦はJ2か、それより下のチームとやるから、大丈夫でしょう、と。でも、万一ってね。
我が家は今年、すでにリーグとACLのユニを買っていたので、その勢いで天皇杯ユニも買っていた可能性はあったのだが、家族の反対で購入を見送っていた。まあ、この発送時期が遅いことにためらいがなかったと言えばうそになる。
ネット上では、この予約をキャンセルしたいという声も聞こえる。クラブの対応としてそれを認めるべきか、とどこまで本気か分からないが、負けた腹いせとも取れる反応もある。
確かに今回のユニはかっこいいけど、「負け装束」には違いない。そもそもユニなんてクラブへのお布施みたいなもんだ!などという言葉で片付けるのはちょっと可哀想というものだ。
では、この天皇杯限定ユニという発想そのものが、商売としてアコギなのだろうか。そうとも言えない。
虚しい仮定だが、今大会で堂々の連覇を果たしていたら、それはもう伝説ユニとして扱われていたことだろう。先行予約でゲットした人々は、さぞや垂涎の眼差しで見られたことは想像がつく。クラブも追加でバンバン注文が入るから、よっ!商売上手!とか言われたりして。
勝てば官軍、されど負ければ。かように勝負事は難しい。予測など不可能である。だけれどもあ、天皇杯ユニを名乗るからには初戦に間に合わせる方法をなんとか考えて欲しかった思いには変わらない。(もっと早く発表、募集すればよかった?)
ただその昔、阪神タイガースが優勝が決まる前に優勝記念前祝い雑誌みたいなのを発行して、その後大失速してV逸したことがあったように、こういうのって「フラグ」的ではあるよな。いや、もちろんユニフォームを売り出したせいで負けたなんてことは思ってないけども。
ただマリノスは転んでもタダではおきない。なんと中澤佑二通算450試合出場の記念ユニフォームが作られ、昨日から予約受付開始!
なぜ今なんだ。
なぜまたユニなんだ。
なぜ普通のユニより高いんだ。
なぜ背番号のところに佑二の姿という、微妙なデザインなんだ。
そして、なぜお届けはまた2ヶ月先なんだ。
なんかツッコミどころが多すぎて、愛さずにはいられない!
アコギとか言われることを1ミリも気にしていないマリノスが大好きだ!
よーし、みんなやけくそだ。買っちゃえ、買っちゃえ。
マリノスもまだまだ出せるよね。
ドゥトラオブリガード・ユニとか、
マンチェスターC提携記念ユニとか、
ホーム最終の新潟戦で、あの去年の新潟戦から1周年ユニとか、
明治の室屋くん、強化指定でうちにいらっしゃい勧誘ユニとか、
ラフィーニャの「僕は登録されてましぇん」記念ユニとか、
タオマフくらいならギリギリ作ってもいいかレベルのものでも作っちゃえ、買っちゃえ。
そうすることで、今回のことが少しは笑い飛ばせる……わけないか。
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