【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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明るさは大事とキャプテンが言及。当然、当然。

リーグ戦6試合ぶりの勝利をかざったものの、とかく今年は辛抱の連続である。「この結果の出ない時期をなんとか乗り切れば、道は開ける」と、春先も唱えていたわけで、どうにも我慢している時間のほうが長い。

そんなチーム状態で、あなたがキャプテンならどうするか。当然、ともすれば暗くなりがちなムードを盛り上げたいと、考えることだろう。

明るい性格は重要である。突き詰めると、サッカー選手としての能力に明るい性格は関係ないかもしれないが、チームスポーツである以上、明るい選手のプラス効果は大きい。

私たちの身の回りを振り返ってもそうだ。部活やサークル、仕事、文化系でもいい。競技や仕事、楽器を演奏したりする能力とは別次元で、宴会部長的な人は存在する。それは多くの場合、「天性のもの」ではないだろうか。

今年も、年2回発行される、マリノスのオフィシャルマガジン「TRICOLORE」夏号が刊行され、ファン、サポーターの手元に届き始めている。この中に、ユース、ジュニアユースの選手たちがインタビュアーとなって、中村俊輔に聞くという記事がある。

いち選手に対する技術的な質問の他に、キャプテンとして意識していることという質問があった。当然というか、俊輔は「去年は比嘉さんがいたが、その存在が大きかった」と、子供相手の真面目なインタビューでも、「さん」付けで敬意を表して?いる。

やはり彼がいなくなって、改めて彼の存在感が浮き彫りとなっているわけだ。なんという皮肉だろうか。

もちろん、だからと言って雰囲気が悪いわけがない。別の記事には、藤本淳吾がいじられ役で、風呂に入っている若手から「淳吾さん、タオルとってください」と言われたと本人が明かし、同級生の藤田、矢島がそんなことあり得ない、自分が若手なら考えられないとツッコんでいる。たぶん堅苦っしくないのだと思う。

比嘉さんのキャラクターについては何度も書いてきた。今さら多くのエピソードは紹介しない。ただはっきりしてるのは、ああいう選手は簡単には手に入らない。そして、彼が今年もマリノスにいたら、現場の空気は大きく変わっていたことだろう。

その比嘉さん、ご存知のようにレンタル先の京都で開幕スタメンを射止め、得点も記録。しかし監督が代わり、サッカーも変わり、もう何試合もベンチ入りすら遠ざかってしまっている。

来年、京都に在籍する可能性は低くなってきた。その場合、再びトリコロールのユニフォームを着ることはあるのだろうか。俊輔が自腹で買い戻すという冗談もあったほど、明るい男は必要とされている。

もう仮にプレーヤーでなくても、本当に必要とされる役割を果たせばいいじゃないかと思う。

話は変わるが、4歳の息子がリーグの順位表を理解するようになってきた。まだ漢字は読めないが、クラブのエンブレムで判別ができるようになり、ご丁寧に上位から順に教えてくれる。マリノスはじゅういち位だ、とこの2週間で何度聞かされたか分からない。

前節、勝利したにもかかわらず、11位のままというのは彼にはまだまだ解せないらしい。これが去年の今頃ならば、「きょうもマリノス、1位だよ!すごいね!」と明るい気持ちになっただろうに。

湘南がくそ強いけど、J2にいることは理解しているようです。だけれどもJ2の北九州と天皇杯を戦い、こないだリーグで戦ったばかりの柏とナビスコを戦うところはまだ理解されていないようで、これから体系化してやらないといけないところです。

さて、8月も後半に。ナビスコ天皇杯も入り組んでの日程となりますが、とにかくムードと気持ちは明るく、常にスタンドは明るくいきたいものです!

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