メッシがW杯MVPだということに違和感はない。だが決勝戦の前に決まっている今の制度はよろしくないとい指摘がある。うーん、そうかもしれない。例えばミュラーやゲッツェがこの決勝でハットトリックをかましたとしたら、それでもなおメッシと言い続けられるだろうか。あくまでもMVPは単なる相対評価がもたらす副賞でしかないんだけど。
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正真正銘、W杯は終わった。気が早いが4年後、ロシア大会にもマリノスの選手が選ばれたらいいな。他にもJリーグのスターが世界に認められる大会になって欲しい。今のままでは、Jリーグのファンとしては夢が足りない。
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先週末の天皇杯に続いて、中断していたリーグ戦も帰ってくる。春、リーグと並行して我々が戦ったACLは遥か遠い日のことになりつつあるが、あの過密日程の影響で、ACLに出場したマリノスら4クラブは1試合消化が少ないままだ。
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その未消化の1試合のために、明日他チームよりもひと足早く、試合が行われる。C大阪vs川崎と広島vsマリノスである。果たして週末の天皇杯はどう影響するだろうか。
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広島は福岡大学に先行を許す展開。守備の要で強化指定選手として名古屋で活躍する大武が退場し、流れは変わったようだが、冷や汗ものだったことだろう。セレッソと川崎は、訳あって延長を含めて120分戦っている。疲れていないはずがない。広島についても天皇杯での敗戦よりも、120分戦って疲弊することを期待していた私はなかなかゲスである。
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マリノスのスタメンは、天皇杯では出場しなかった主力組がガラリと入れ替わるはずだ。
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予想スタメンは、
GK 榎本
DF小林、栗原、中澤、下平
MF 小椋、中町、
藤本、中村、齋藤
FW 伊藤
といったところか。
控え選手は、六反、奈良輪、ファビオ、兵藤、アンドリュー、端戸に矢島ではなくて、アマジュンか佐藤優平を入れたいところだが。個人的には。
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昨年のMVPが胆のうに別れを告げて、ピッチに戻ってくる。動きは上々でドクターからのお墨付きも出ているという。
<br>思い出せば、去年、特に夏の中村俊輔は手がつけられなかった。動きもキレていたし、バックヘッドがふわりとゴールマウスに入る運もあった。胆のうが痛み、相手のマンマークに苦しみ始めたのは9月後半からだ。
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今年も夏は俊輔の季節になるだろうか? なって欲しい。そして、その予兆もある。シーズン始めの自らの動きに首を捻っていた俊輔はもういないはずだ。彼が本調子なら、マリノスはすぐに順位を上げられるだろう。
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後半のスタートのこの試合、ぜひ勝ちたい。富澤の不在はたぶん、痛い。去年のいつぞやの広島戦で、相手守備がボールに食らいつかせようと誘ってくるのを冷静にガマンし、やがてマリノスがチャンスを掴むということがあった。相手のリトリートにの罠にはまってはだめだ。もちろん押し込まれてもだめ。いつもの対戦のようにボールを持って押し込む展開になれば。
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去年の天王山同様での決勝ゴール同様に、齋藤学の切り裂きドリブルの出番だ。学が万全なら、広島ディフェンスは必ずや、手を焼くことだろう。
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この試合、様々な意味で勝ちたい。幕開けで強い広島を叩けば、必ずや上昇ムードが生まれるはずだ。
今度こそ「開幕」ダッシュだ。
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