【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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メンタル、試されてる。〜第9節・FC東京戦(日産ス) 0-1

クラブワーストの4試合連続無得点記録に並んだ。実にあっさり。3/29、鹿島戦の前半42分に記録した栗原勇蔵のヘディングシュートが最後。

これまでのワーストは2年前。開幕に柏で3-3で引き分けてから、実に第6節、大宮戦の53分に小野裕二が得点するまで、なんと412分間の無得点。あのときもなかなかキツかったなあ。

48分+90分×4で、現在は408分無得点。うーん、すごい。次節で5分を超えるとそれはクラブ新記録の時間帯に突入ということになる。

多少自虐的だが、そういう歴史的得点不足に陥っているわけだ。史上最低レベルの状況にもかかわらず、まだ首位との勝ち点差はたったの7。無理やりポジってるわけでもなくて、いつまでもいつまでもこんな悪い流れが続くわけがない。

前半と後半でこの日は二つの顔を見せた。ボールの収まりどころがなくて、横パスばっかしてるうちにミスをかっ攫われてピンチが続発していた前半。右サイドの奈良輪がクロスを供給し続け、開き直ったようにみえた後半。どちらも得点は0点だが、その内訳は大きく変わっていた。

一言で言うとギクシャクして、油の切れた機械のようになっているのが、

___藤田__伊藤__

齋藤___藤本___中村

_____富澤_____

下平_中澤_栗原_奈良輪

_____榎本_____

(後半頭の奈良輪と伊藤投入時のイメージ)

後半の良かった時はだいぶゴール前まで運べるようになっていた。もちろんフィニッシュの精度にも変わらず問題はあるから結局無得点なのだけど。

抽象的だが前線の「迫力不足」ということになるのだろうか。伊藤、藤田ともに前を向かせたらアウト!などという怖さがないから、余裕を持って相手が守れる。だから齋藤学対応に人数を増やすこともできるし、俊輔が複数に囲まれてボールを失う場面も出てくる。

手っ取り早いのは補強だが、ご存知のように7月まで新しい戦力は入れられない。したがって今、監督を変えよと言っても打てる手は限られており、あまり意味がない。とするとシステムを変えて、今いる選手の良さを引き出すために試行錯誤するのは、ドラスティックにスタメンを入れ替えて迷走するよりは現実的なのではないかと思える。

神戸の攻撃が迫力を持っているのを見ても、改めて前線は能力が大事なのだと学ぶ。リーグ史上最高レベルの助っ人レジェンドと比べるのは誰であっても荷が重い。柔軟に考え方を変える必要がある。

補強は難しかろうが、金がなかろうが、今から全力で動くとして、中断までの残り4試合で得点を上げるためには。栗原がほぼ前線にいたままだった東京戦のようなプラスアルファのリスクを背負ってやるしかない。

得点数7はリーグ16位。

失点数7はリーグ2位。

トップレベルの守備と降格圏内の得点力。要するに点を取りさえすればみるみるうちに順位は上がって行くのだ。

最後に、昨日の日産スタジアム選手体験ツアーに参加した際に放映された、選手の歓迎コメントのうち、中町公祐はこう言っている。

ウォームアップのときの歓声を僕は重要視している。サポーターの後押しがすごいとそれだけで、おっ今日は勝てるな、と思う。

こんな声を聞くと、やはり敗れたとしても疲れ果てた選手にブーイングなどできない。マイナスでしかない。ピッチの中央、センターサークルからスタンドを見渡してみたら、客席から見るより近く感じる不思議。位置やタイミングによっては歓声の中身まで聞こえているはずと確信した。

連休だからすぐ次の試合が来る。修正する暇がないと見るのか、苦い記憶をすぐに洗い流せると考えるのかはそれぞれだが、今もがきながら上昇しようとしているチームに、勝ちたいという気持ちが見えないなどというのは適切ではない。

次は決めてくれ!

次は勝とう!

次だ次!

埼スタにもそんな声援とともに乗り込みたい。チームに力を与える存在なのか、私たちのメンタルこそ試されてると思う。

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