【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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練習見学記。これからグンと強くなるぞ!

久々に早起きをして、練習の見学にマリノスタウンへ出かけた。

この日のスタンドは300名程度の入りだろうか、昨季終盤の練習で、ほぼ満員だったのを思い出すと、なんだか遠い昔のようだ。

試合翌日のため試合に出場したメンバーは軽めの調整を行って終わり。中にはグランドに姿を表さない選手もいる。我が家からは1時間ちょいかかるため、というのは言い訳だが、マリノスタウンに着いた時には練習開始から30分あまり経っていて、仙台戦に出ていないメンバーがラダーを使うなどの簡単なフィジカルトレをやっている。この中には三門雄大富澤清太郎佐藤優平という途中出場した三人、また藤本淳吾の姿もある。

主力メンバーはもうグランドには誰もいない。と思ったら、スタンドから見える2面のグランドのちょうど境あたりからロングパスを繰り返す選手がいた。

俊輔だ。仙台戦のパフォーマンスは今季の中でワーストだったと思う。結果が出ない試合が続くにつれて、巷ではメンタルケアのために比嘉さん待望論が高まってきているが、この日の俊輔はリラックスした表情でこの後のオフェンスの練習も見届けていた。

連戦が続くために、コンディション調整は非常に難しいものがあるはずだ。だが昨年は日程が過密になり、暑くて動き辛くなるほど俊輔の体のキレは際立っていた。ただし夏まで待ってはいられない。なんとか実戦を通して、自身のキレを取り戻して欲しい。

その後のオフェンス練習は、ハーフコートを使った6対6+GK。攻撃側は矢島、藤田、佐藤、端戸、松本、天野。守備側にアンドリューと三門のボランチに、最終ラインは奈良輪、富澤、ファビオ、ドゥトラ。GKには六反が入った。途中で攻撃側とディフェンス側が入れ替わって20分ほど続いた。

なお喜田と鈴木はJ3に招集、北谷は欧州遠征だ。淳吾はこのトレーニングには加わらず、外周でランニングをしている。

小林ヘッドがしきりに求めていたのは止まらない、考えないで「相手の目を動かすこと」。とにかくフリーの攻撃選手は、パスコースに顔を出す。パスを受けた選手は崩しにかかる。そのアイデアがないのであれば立ち止まらずにすぐに次のパスを出す。

最近の試合で、漠然と私たち観客が感じている「攻撃の手詰まり感」を打破しようというようにも見える。このような練習で、相手を外す動きや意表をつくパスを出すことができる。そんな選手がいてくれると、仮にサブスタートでも膠着した試合をこっちに呼び込むような仕事ができるかもしれない。

ところが最初はアンドリューと三門の守備が光ったのもあるが、攻撃陣の動きが乏しく、シュートにすら結びつかない。小林ヘッドからは「オフェンスの練習だぞ!シュートまで行こう」の声。

そういう意味で、タスクに忠実に、動きまくっていたのは佐藤優平。仁はボールを受けてからの動きが遅い場面もあったがまずまず。またこの練習を見る限りでは、控えのFWは矢島ではなく、藤田だ。意識が高い藤田は攻撃のスイッチよりも早いくらいに動き出すため、本人にボールが渡らなくても必ずスペースを作り出していたのは好感。

一方の矢島は度々「ヤジ動け!」「止まるな!」という指示が飛ぶほど。運動量が少なく、体が重そうだ。しかも動き直すということがあまりないのだ。一発の決定力が、矢島の方が上なのだろうか。だったら仙台戦のヘディングをキーパーの正面に飛ばすのはなんとかならなかったのか。

また注目のサイドバック。疲労困憊の小林に、イマイチフィットしてるのか不明の下平匠に代わって、奈良輪やドゥトラの先発はあるのか。ドゥトラはパスをつなぐ練習であっても遠目からシュートを打つなど、元気そうだったがどのくらい調子を戻しているかまでは判断ができない。

奈良輪の攻から守への切り替えはこのような練習であっても素晴らしいのだが、逆に攻撃参加への意欲、スピードという意味ではどうだろうか。

なんとなんと、明日は早くもACL第5戦。停滞した感じを吹き飛ばすにはラッキーボーイの出現が一番なんだけども果たして。

ただ長いシーズンは始まったばかり。それぞれがレベルアップして、下から突っつくことが現在のレギュラークラスにもプレッシャーになるだろう。

普段、試合に出場しないメンバーの元気な姿を確認できたのはとても良かった。

がんばろう、マリノス

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