夜更けに家に帰ってみると、広島とFCソウルの試合結果2-2。そして広島が抗議書をAFCに提出するという。ほほう、判定で何かあったなと思ってハイライトを見て、絶句した。想像以上のひどさだった。
韓国とのアウェイだとか、審判団がクウェート人とか、関係ない。理解できない、水本の退場。2回のPKと、相反するGK林への過度の接触。ピッチ上には見えない何者かの力を感じずにはいられなかった。
昨年は柏が1試合で4度のPKを取られる試合があったために、アジアのアウェイはこんなものととらえている人もいるようだが、広島サポのブログも怒り心頭というのが大半だ。それはそうだろう。勝ち点2を審判によって無理矢理取られたという印象が強い。
「これを上回れということ」と、GK林は振り返ったが、仮に審判が試合結果を差配するように誰かに頼まれているとしたら、もはやその意味もない。いや、しまった。そこまで言ってしまったら、大会そのものを貶めてしまう。
だが、こんなレフェリングを受け入れていいのだろうか。
いずれにしても、広島は2位をキープし、4チームの勝ち点は6・5・5・5と大混戦になった。しかも勝ち点首位のセントラルコーストだけが得失点差がマイナスというおまけつきだ。
ちなみに川崎も等々力で、小野伸二ようするウェスタンシドニーを降して、グループリーグ3位ながらこちらも混戦に持ち込んでいる。4チームの勝ち点は7・6・6・4だ。残すのは最下位・貴州のアウェイゲームと、首位の蔚山現代をホームに迎える2試合。
さてマリノス。勝たないとは何も始まらない。樋口監督は3連勝を狙うと言ったそうだが、やはり公式戦3連敗中のチーム雰囲気をどうにかして変えようとしているのだろう。でも今は3連勝などと言ってはいられない。まず目の前の試合に勝つしかない。
前日の記者会見には監督ともに兵藤が出席したようだ。
「力負けしているかと言えば、そうでもない部分が大きいと思います。横浜FMとしても、まだまだやれるところがたくさんあると思うので、残り3試合でそれを見せられるように、まずは明日の試合で全力を出したいと思います」
意地を見せる、プライドをかけるなどと言って力む必要はない。まだシーズンもACLも続くのだから、自信を取り戻すきっかけになってほしい。
それが必ず、このあと続く新潟や仙台、柏という得意ではない相手とのゲームにも生きてくるはずだ。
兵藤が言う「マリノスらしさ」を見届けたい。
そしてジャッジには気をつけろ。
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