待ちきれなくて、ほぼ毎日「展望」にあたるような記事をアップしてきた気がする(苦笑)が、新しい情報としては藤本淳吾の出場が微妙ということ。足を痛めており、ベンチ待機か。
したがって右MFには、昨季までの不動のレギュラー、兵藤慎剛の先発が確実視されている。ここまで不本意にもベンチを温めてきた兵藤はいずれも途中出場で10分程度の出場にとどまってきた。いよいよ、彼にとっての開幕戦だ!…とは手放しでは喜べない。
兵藤もまた、体調が万全ではないからだ。ACLの広州恒大戦で腰を打撲して前半に無念の交代。それ以来の出場となる。痛みはないというが、この試合も含めてまだ今季90分出場したことがないことが不安だと本人も言っている。
甲府戦の見どころは、粘り強い人垣の守りをどうこじ開けるかということだろう。マリノスが攻め込む時にはすぐに最後尾に5名、その前の列に3名が配置され、緊密なブロックが作られる。一人ひとりが勤勉に役割を果たすと攻めるべき穴は極めて少ない。
淳吾が仮に出場してもスペースがない分、裏に抜け出す持ち味は生かされにくい。逆に兵藤の魅力であるブロックとブロックの間で受けることがどのくらい甲府に混乱を起こすか。とくに齋藤学がつっかけた時には1枚だけでなく、ディフェンス2人3人と釣られる可能性が高い。その時、瞬間的に空いたスペースのどこを兵藤が使うのか。あるいはさらに兵藤自身も囮になる動きをして、味方のチャンスを演出するのか。
まだまだシーズンは始まったばかりだが、「ヨコハマ生え抜きの誇り」を見せてもらおう。チャントで歌われる通り、「お前の足でかき回せ!兵藤!」だ。
試合開始前も盛んに歌われていた兵藤チャントが、今季は兵藤が途中出場時にのみ歌われている。その時のサポの歌声が一際大きく、やはり兵藤は愛されている。その声に応えて欲しい。
また、サイドバックの用兵も注目だ。ついにドゥトラもベンチには復帰すると見られている。すると、小林、下平に奈良輪を加えた4名から疲労を加味して選べるようになれば大きいだろう。
相手のワントップは盛田。長身選手を使ったパワープレーには注意だ。集中力を切らさずに守り切って欲しい。
いよいよ昨年勝ち切れなかったチームたちとの戦いが始まる。そこに、去年の主力選手が帰ってくる。この5連戦が終われば、また鹿島戦から5連戦。
過密は続くよどこまでも。楽しいヒョウの歌、歌おうよ。
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