【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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絶好の好天予報は味方する?【試練の5番勝負シリーズ】

マリノスが掴みかけたリーグタイトルを逃した昨年、34試合を戦っての優勝チームとの勝ち点差はわずかに1だった。

足りなかったものは何なのか。選手層か、粘りか、運か。その答えが隠れているのがこの5番勝負だ。

甲府、鹿島、新潟、柏、仙台の5連戦、いずれも一度もリーグで勝てなかった相手との試合が続く。勝ちきれなかった試合、すんでのところでどうにか引き分けた試合、ハードワークに屈した試合、反省点は様々だが、マリノスの課題と弱さが凝縮されていた。

優勝するには引き分けを良しとしてはならない。24勝10敗は、17勝17分の無敗成績に勝るのだ。昨年、上記の5チームとは6分4敗でわずかに勝ち点6。これを半分の5試合で勝ち点9が私の定める必達ラインだ。

今年こそは頂点を、と言う。ならば逞しさを増して勝ち切るのか、それとも同じパターンにはまって勝ち点を落としてしまうのか。マリノスに優勝を争う資格があるかを試される序盤に訪れた最初の試験と言っていい。

問いたい、こいつらに勝てんのか。

最初の舞台は山梨中銀スタジアムだ。甲府とのリーグ戦の通算成績は、4勝3分1敗。実はリーグ初対戦の2006年4月に一度だけバレーのゴールに屈して0-1で敗れただけなのだが、去年のリーグ戦は日産で1-1、中銀で0-0の2引き分けだった。相性が悪いわけではないのに、勝ちきれなかったのだ。

ラストワンプレー、青ちゃんに押し込まれたホームのため息。夏の疲れが出て運動量が落ちた10月のアウェイ、ほぼ見せ場を作ることができなかった。攻守に渡って、より厳しさが求められる。

現在の甲府は、ナビスコ名古屋戦でようやく初勝利。用兵で苦労している今、やはりマリノスとしては勝つしかない相手だ。甲府の最大の武器であるハードワークでマリノスよりもさらに高い位置からボールを奪いに来るだろう。すると主導権が行ったり来たりするのが昨年のパターンで、決めるべき時に決めなければ、またスコアレスのまま…などということが起きかねない。

徳島戦のようにハーフコートで圧倒的に押し込んでも、前半なかなか追加点を奪うことができなかった。閉塞してきた時に打開できる力や、決め切る力が求められている。

昨年のトップスコアラーがいなくなった。今のところ3試合で、伊藤翔藤本淳吾が2ゴール。特に伊藤が決めまくってくれなければ、この5番勝負は厳しい。頼みの綱と言ったところだ。

そして待たれる中村俊輔の本格化。

守備がうまく行っている今だから、

ACLの疲れが出てくる今だから、

効率的に得点し、そのまま勝つ。

それって強者のサッカーじゃないか。

強いマリノスを小瀬に観に行こう。

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

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