【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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好循環が始まった!? 充実の陣容で、山場に向かう!〜第3節・徳島戦(ニッパツ)3-0

ものすごい日焼けしました。上着を脱ぎ捨て、ユニフォーム姿での観戦。日陰になると、少し肌寒いくらいでも陽射しが当たってる時は暑くて眩しい。絶好のサッカー日和に春を実感する。トリコロールに染まったスタンドはカンペーと寛平のおかげもあって、皆笑顔だ。J1通算100試合出場を達成し、この日の先制ゴールをマークした富澤清太郎(カンペー)と、そのお祝いにプレゼンターとして駆けつけてくれ、あだ名の由来にもなっている間寛平、その人だ。

前の日の記事で「勝って当たり前」のムードの中で、ちゃんと勝てと言ったが、その通りの堅実な内容だった。

バクスタ最前列で、目の前をカンペーと寛平が通る。寛平の手には「ハマのカンペー、100試合おめでとう」のゲートフラッグ。直前に寛平さんがスタンドから目ざとく見つけて借りたものだ。私のゲーフラの師匠、こごみ先生作。さすがです。まだ忙しさにかまけて私は作ってませんが(^_^)

スコアは3-0だが、それ以上の内容だったと言える。徳島は局面での競り合いが単発的で、クレイトンにボールが収まっても次のアイデアが少ない。彼を生かそうとする二の矢もない。だが俊輔の運動量に及んでいない(試合後の徳島選手の談話)のは明らかでそれでは厳しい。一年目の鳥栖がそうだったように、ハードワークで上回るのが必須ではないか。プレスも去年の方が熱心だったように思えるのだけど。

マリノスからすれば、セットプレーからまんまと点を奪った。14分、60分、77分と終始主導権を渡すことなく、狙い通りのゲームだったと言えるだろう。キーパーが出られない、いやーな位置に蹴り込まれた俊輔のボール。その軌道に合わせて、富澤や栗原がゴール前に向かうのを下がりながら守る徳島は抑えきれない。富澤の頭だけが宙に飛び出し、浮き球にクリーンヒット。

2点目は、俊輔の強烈なフリーキックを徳島キーパーがなんとかセーブしたものの、詰めていた栗原勇蔵から伊藤翔が静かに流し込むという形で生まれる。

3点目は流れの中から。淳吾と三門(中町と交代して出場)のワンツーで、淳吾が見事なすり抜けてのキレイな形から。スタンドは見事なゴールに興奮して、オーレオーレオーレの後に、「じゅんごー」と「ふじもと」のコールが入り混じる幸せな混乱。

この他にも後半開始早々の俊輔のクロスを淳吾が合わせられなかったり、アディショナルタイムには学に代わって15分以上の出場チャンスとなった佐藤優平が抜け出して強烈なシュートを放つもわずかに枠上だったり、チャンス多数。

一戦必勝とは言いながら、頭では当然メルボルン、帰国後の甲府戦、さらには絶好調・鹿島とのことを考えなくてはならない。それを考えながら選手を起用する、交代させる、思い切って休ませる。

昨年できなかったことが、できてきている。しかも競争意識という目に見えない大きな財産とともに。

三門はリーグ戦初出場だが初アシストを記録。あのパスはマリノスに来てから、俊輔や淳吾を見てできるようになったプレーと自身の成長に手応え。このように新たに出た選手が結果を出した。

端戸仁ACLで広州を相手に決めたゴールで、「これまで他人のゴールであれほど刺激を受けたことはなかった。絶対に自分も」と語り、また得点をあげたのが伊藤翔だ。

優平や奈良輪雄太は短い時間で存在感を見せようと全力で走り、メルボルン行きの切符も掴んでいる。

自信を持って俊輔や中澤佑二を遠征メンバーから外すことができているのではないだろうか。これで遠征メンバーがまた結果を出したなら、はっきりと好循環が周り出す。理想的なターンオーバーができるかもしれない。

それにしても、寛平さんってすごい。一緒に試合後の場内一周までしてくれて、途中でゲーフラを強奪(笑)して、ヒーローインタビューまで一緒に。

まずはお立ち台にて、マンオブザマッチで、富澤が表彰される際に、ありあけのハーバーの社長のフリをして登壇しようとして止められる。

ヒーローインタビューでは富澤の3倍くらいしゃべる。

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手元の選手パンフレットをめくって、俊輔の年齢を調べていたために、富澤のゴールの瞬間を見逃すことを白状。

そのことに何してたんやと客席からブーイングが起こると、いいプレーをして自分の気をそらした俊輔が悪いと見事な?責任転嫁。

さらにはハーフタイムにトイレに行き、隣の人に「おう、今日は余裕やな!」と元気良く肩を叩いたら、「僕は徳島サポです…」と傷に塩を塗ってしまったことも告白。

いやー、面白かった。こんな機会はなかなかないと思うので、ちゃんとゴールで応えた富澤も持ってる選手だなあと。さすがです!

また、

ぴょんさんのご厚意のおかげで、最高の場所で観戦できました。連れはぴょんさんの読み通り、中澤選手のサインボールをもらうこともでき最高です。この場をお借りしてお礼申し上げます。

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3連勝は終わったこと。

ここからACLを挟みつつ、甲府、鹿島、新潟、仙台、柏という去年はリーグで勝てなかった5チームとの試合が続く。試運転は終わりで、真のチーム力を試される1ヶ月が始まる。

その上でも戦力の充実が確認できた意味は大きく、チームの総力で戦い切れるような予感がしてきた。

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

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