【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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知らないことだらけのU-22アジアカップの注目度の低さは異常だが。

知りませんでした。オマーンで開催されている第1回U-22アジアカップがどのような大会かを。ん、第1回?どういうことだ? 過去の五輪出場をかけたアジア予選は、あくまでも「○○五輪アジア最終予選」という名の国際試合であり、上記のような大会は存在しなかったということです。

この大会の出場資格は、91年1月以降に生まれた選手であるということ。ん?2014年1月開催ということは、23歳の選手もいるのではと思いますよね。これには、開催時期が半年延期されたという事情があります。当初は2013年7月にすでに開催が終わってるはずでした。この日程通りならU-22という表記で問題なかったわけです。ちなみに延期の理由は、中東の気候を考慮して夏の開催は危険と判断されたとか?

91年1月以降に生まれた選手が出場資格あり、という割には今回の日本代表は93年1月生まれの正ゴールキーパー・櫛引が最も誕生日が早く、すべて93年と94年生まれの選手で固められています。つまり20歳以下の日本代表なんですね。2016年に開催されるリオ五輪に出場するには93年1月1日以降生まれの選手しか出場できない(オーバーエイジ3名を除きます)から、この世代を強化するためには当然のこととも言えます。

ただ出場国の多くは現在22歳の、リオ五輪には出られない選手も多く登用しているようで、それって日本から見れば不利なわけです。例えば韓国は91年生まれの選手が主力となっています。え?でも五輪に出られない選手を、五輪予選に出場させるって何かおかしくないかい?

…ああ。だいぶしてから気づきました。今回のアジアカップは、五輪予選とは関係ないのです。世界大会に一切繋がっていない中途半端な位置づけ。そりゃ世間的な注目も低いでしょう。

FIFAとしては、W杯以外ではU-20W杯が世代別の世界大会)

ちなみに来年の2月に、行われる第2回U-22アジアカップは、リオ五輪のアジア予選を兼ねて行われることが既に決まっています。が、まだ開催地は未定で日本も立候補しているとか。要するにこれが本番ね。

位置づけとしてはイビツな今大会ですが、日本代表はイラン、クウェートに引き分けながら、グループ首位だった豪州に最終戦で4-0と勝利して準々決勝にコマを進めました。対戦相手のイラクはグループを唯一3連勝で通過し、今大会で最強との呼び声も高いチームです。イラクの若年層の強化は着々と進んでいますし、22歳の選手も普通にいるので苦戦するかもしれません。が、準決勝以降に進めば世界大会に出られる、とかそういう話ではないことが分かったので、思い切りよく戦ってほしいものです。

メンバーで前評判と知名度が高かったのは石毛秀樹(清水)、中島翔哉(東京V)というところですが、マリノスホープ喜田拓也も頑張ってます。

2戦目、3戦目とフル出場を果たし、この間チームが無失点なのは対人の強さを発揮して、いい影響を喜田がもたらしているからと言えるでしょう。

五輪が今すぐかかってるわけではないから、手倉森監督はスタメンを固定することなく色んな選手を試しているでしょう。だからたった2試合ですぐにレギュラーとはならないでしょうが、活躍自体は非常に誇らしいです。

マリノスでは昨年公式戦の出場はありませんでしたから、このような日の丸を背負う国際舞台での経験は彼の成長に必ずつながるでしょう。

U-16日本代表

U-17ワールドカップ出場

U-18日本代表

U-19日本代表

U-20日本代表

2013年東アジア競技大会選出

U-21日本代表

U-22アジアカップ

このように喜田拓也の代表選手としての経歴は、半端じゃないんです。

各世代を順調に代表してきたキーボーならば、この後にもさらなる輝かしい職歴を足していくでしょう。

でもマリノスでの競争にも勝てないようでは、徐々に普段のJリーグで活躍する選手との差が出てきてしまう。

トップ昇格2年目の喜田には勝負の一年になるのは間違いなく、大いに期待しましょう。浦和の矢島とのコンビも安定しているようですから4強進出をかけた試合の出場の可能性はかなり高いのでは? 試合は20(月)の深夜25時からです。BS朝日でキーボーと日本代表を応援しましょう。

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

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