【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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ある人との出会いによって選手が大きく成長する瞬間

今年、28歳になる三門雄大流通経済大からプロ入りし、新潟で5年。新人の年を除いて、リーグで30試合以上の出場を続けてきたから、立派な主力選手です。

名前はゆうだいではなく、ゆうた。これでまた増えました笑。佑二、勇次、勇蔵、祐三、祐介、優平、雄太に雄大。下の名前だけでも整理がつくあなたはマリノス通です。

プレーの持ち味として、とにかく運動量を掲げる新潟サポの多いこと、多いこと。いやよく調べたら、本人自身が運動量を一番の強みとして答えているんですね。プレスが強いのは期待ができますし、それを続けられるスタミナがあるのは非常に頼もしい。

他には? 決定力、テクニック、展開力は特に高くない。戦術眼がなく、無駄な動きも多い。というのが、一般的な評価らしいんです。あらあら、新潟の試合を見た時は、もっといい選手だという印象があるのだけどなあ。よく動くし、シュート外してもめげないし、よく相手に食らいつくし。あっ、悪く言えば、上のような評価になるのかしら。

けど、人柄がよく新潟のサポーターからも愛されていたようですね。そんな彼になぜ目をつけたかといえば、やはり豊富な運動量、そして複数のポジションができるからでしょう。ボランチに加えて、右サイドバックサイドハーフもできるのは、今後ACLなど、過密日程を戦う上で重要なポイントとなることでしょう。

では、バックアップ要員なのか?前評判通りのプレーならば、ボランチなら富澤と中町、サイドバックなら小林祐三をベンチに追いやることはできないでしょう。新潟でレギュラーで活躍していた選手には厳しい戦いになることも予想されます。

しかし、ある化学変化が起きればひょっとするかもしれません。まず、三門が持つ、豊富な運動量というのは教えられるものではありません。素晴らしい武器です。マリノスで重用される一つの条件をクリアしているとも言えます。問題の戦術眼、戦術理解のスピードということですが、ともにプレーするのは日本で一番高い戦術眼をもつ、中村俊輔です。

何しろ、今マリノスの不動のボランチとして君臨する富澤清太郎、その人も俊輔とともにプレーしていなければ、ボランチにはなれなかったと語ってます。センターバックとして長く経験を積んできましたが、今やボランチがすっかり本職になりました。

これはまったくの推測ですが、あえて新潟での地位を捨ててチャレンジするのを決断したのは、賢人たちの存在があるからかもしれませんね。

色としては守備よりも攻撃で、つまり富澤よりも中町の代わりという位置づけがスタートになるのでしょうが、環境によって大きく化ける可能性を秘めていると思います。しかも弱点が、評判通りなら、なおさら伸ばしやすいとも言えます。

小椋や熊谷アンドリューと序列を争うだけではなく、複数のポジションをできるからという理由でベンチ入りするにとどまることなく、三門がレギュラーを奪えるレベルまで成長したら、一気にマリノス全体のチーム力も上がるでしょう。

期待してます、新戦力のキーマンに。

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

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