何かと気忙しい年末のためか、火曜発売のサカマガですが、年賀状を書く暇を惜しんでようやく読了。
まずは憧れの人への挑戦と題した新加入・天野純のインタビューは堂々の2ページ。下部組織出身でユースからトップ昇格はできなかった天野は順大進学を選択し、ユニバーシアード代表にもなりました。ただ、マリノスに入りたいという純粋な気持ちがありながら迷いもあったと言います。昔から将来を期待されていた一歳上の齋藤学や端戸仁とは紅白戦でたまに一緒になる程度だったそうで、自分が競争に勝ち残れるかという葛藤もあったのではないでしょうか。しかも同じポジションには、中村俊輔という高く厚いカベが待ち構えます。それでも、その中村俊輔への憧れがマリノス入団の決意を固めたようです。
一緒に練習させてもらって完全に憧れの人になりました。懐が深くてほとんどボールを奪えなかった。しかもフィジカルが強い。FKを一緒に蹴る際にもアドバイスをしてもらった。
…いいですなぁ。いい。率直に言えば、オファーを受けても、俊輔などレベルの高さに尻ごみして入団しない選手もいるでしょう。今の天野純が俊輔を押しのけて試合に出られるかと言えば、それはイメージがつかないですよね。実際に樋口監督には「守備をできるようになれ。そうでないと厳しいぞ」という課題ももらっているようです。けど、俊輔に憧れて、マリノスに帰ってくる。しかも左利きのOMFだなんて、それだけで応援したくなるじゃないですか。俊輔2世とか過度な重圧をかけるのはもちろんだめとしても、密かに彼が俊輔を目指し、俊輔も彼の成長に心血を注いで濃密な時間を過ごして行ったら大きく化けるかもしれませんよね。学や優平の成長にはかなりその影響があったようだし。
ただ厳しきプロの世界、藤本淳吾の加入によってさらにレギュラーへの道のりは激化したと言っていいでしょう。それも織り込み済みのはず、がんばって欲しいな。
またボンバー、中澤佑二の連載でも俊輔の話題が中心。Jリーグアウォーズで俊輔がMVPスピーチの中で「自分の中のMVPは中澤選手」と突然発表したことについて、一番驚いたのは自分(笑)だそう。そしてシュンのボールを失わないテクニックはさらに磨きがかかっている、もちろんMVPはシュンだと賛辞を送る。「サッカーとともに生きていて、休む時もサッカーのことを考えている」俊輔のこだわりを本当にリスペクトしているのだという。中澤は努力をしない選手を認めないけど、俊輔は実力がある上に努力を欠かさないから本当にすごいといいます。
それだけに「シュンと一緒に優勝したかった。優勝して彼がMVPになるべきだった」という事実は改めて悲しい。
確かに悲しいが「来年こそはそれを達成できるように、シュンと一緒に頑張りたい」という結びには救いがあります。あと一歩までタイトルに迫った、ではなくタイトルとともにその名を歴史に刻みたいなぁ。来年こそは、と本当に思えました。
またJ2マガジン増刊は昨日発売。本当なら優勝記念ムックとして準備されていたのでしょう。当初の予定よりもページ数などスケールダウンしたかもしれません。チャンピオンになれなかった寂しさはここにも表れてます。ですが、どの選手も来季を見据えたコメントをしています。とくに中町と小林祐三の二人はキザでかっこよかった。サッカー選手として成し遂げた証としてタイトルが欲しい、だがチャンスを逃したという後悔ではなく、足りなかったものを補えば来季はチャンピオン。これも、いい。2位以上の順位は一つしかなく、同じことをやっても上には行けない。優勝を当然目指しての戦いと答えたのはここでも中澤佑二。どれだけのことを諦めて
こうした記事を受けて、私ももうさすがに、今年優勝できなかったというのはやめます。キーワードは「2014年優勝するために」であるべきですよね。
さて忘年会シーズンでつい酒量も増えます。それも仕事のうちとも言えるけど、次の日に寝坊したり、酒が残ってパフォーマンスが落ちてしまうことがあるのが情けない。やはり俊輔や中澤といった超一流の選手がサッカーに捧げるさまを、ほんの少しでも見習いたい。プロの会社員として結果を出すためのセルフコントロールというか、タイムマネジメントというか。来年、仕事で大きな成果を残したいと思うのですがもしそれができたら間違いなく俊輔、中澤2名の実践とメンタルに学んだおかげと言えるように。やるぞー。
なんでもいいので自分の身近なことを、彼らのように一生懸命に取り組む、そしてマリノスも一生懸命応援する、そのスタンスで来年も行きたいです。今日で多くの方が仕事納めでしょうか、今年も一年間お疲れ様でした。例年より長いオフですが、マリノスのトップチームには元日まで働いてもらいましょー！
最高の年末年始を過ごせるようにラスト一日頑張ってきます。
http://soccer.blogmura.com/f-marinos
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