【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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2014年・ACLグループリーグの組合せ整理と、展望

来年はアジアの舞台での戦いが始まる。AFCチャンピオンズリーグACL)出場権を獲得したマリノスだが、本場のUEFA・CLでも名を馳せた俊輔がまた脚光を浴びる形になったらとても嬉しいだろう。40歳のサイドバックの存在や、ジャパニーズメッシも大きな話題になるかもしれない。どちらも来季もマリノスでプレーしているか微妙だけども。

また後述するが、J1で3位までに入った広島、川崎、マリノス天皇杯で優勝した場合には4位のC大阪が出場権を得る。柿谷や山口、扇原に加えて南野という若きスター候補がアジアでどんな戦いを見せるかはとても興味深い。セレッソギャルもタイや中国のアウェイであっても大挙訪れてほしいものだ。ま、柿谷が来季もセレッソで、以下略。

だが、アジアのレベルは高い。浦和とガンバで立て続けにJリーグ勢が連覇したのも今は昔。Jクラブがグループリーグで続々と敗退する事態が続いた。確かに移動も多く、水曜にアウェイを戦って、土曜にリーグ戦というのは非常にタイトである。その影響もあったろう広島は怪我人が続出し、ACLを満足に戦える状況ではなかった。あっさり敗退してからはコンディションも整い、結果的にはリーグ連覇というのだから、ACLの過酷さが分かるというものだ。

去年は柏が、中東のアウェイをも克服しベスト4まで進出した。しかし優勝する広州恒大に2試合で8失点と力負け。反則クラスのブラジル人と名指揮官リッピは伊達じゃない。

アジアで戦うマリノスには、相応の補強が求められるのは明らかで、生半可な戦力での突撃は、単にリーグ戦への悪影響をもたらすだけだ。樋口監督の性格から言って、2チームを構成し使い分ける、ターンオーバーを採用することは考えにくい。だが、俊輔や中澤に疲労が蓄積し離脱してしまうことは避けなければならないし、彼らの選手生命に関わるような事態を招くことは許されない。替えの効かない選手だからこそ、同等レベルの選手を何としてでも獲得しなくてはならない。マリノスの、特にフロントのプロとしての力が問われる2〜3ヶ月になることだろう。

すでに今週、グループリーグの組合せが発表された。A〜D組は中東、中近東で構成され、日本勢が勝ち上がっても決勝までは当たらない方式のため割愛する。

グループE

浦項スティーラース(韓国)Kリーグ優勝

ブリーラム・ユナイテッド(タイ)リーグ優勝

山東魯能泰山(中国) リーグ2位

川崎フロンターレ J1 3位(広島、マリノス、川崎が優勝時はC大阪

グループF

サンフレッチェ広島(日本)J1優勝

・セントラルコーストマリナーズ(豪州) Aリーグ2位

FCソウル(韓国)Kリーグ4位

・東地区プレーオフ勝者3-1

グループG

広州恒大(中国) リーグ優勝

天皇杯優勝クラブ(広島優勝時は、マリノスが入る)

全北現代(韓国)Kリーグ3位

・東地区プレーオフ勝者3-2

グループH

ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(豪州) Aリーグ優勝

貴州人和(中国) 中国FA杯優勝

横浜F・マリノス J1 2位(広島、マリノス優勝時は川崎)

蔚山現代(韓国) Kリーグ2位

最大のポイントは、天皇杯の結果で組合せが変わることだ。

シードの優先順位が

①J1優勝(広島) →グループF

天皇杯優勝(?)→グループG

③J1.2位(横浜FM)→グループH

④J1.3位(川崎)→グループE

のため、日本勢の枠は広島だけがすでに決定で、マリノスや川崎が天皇杯を制すると、②に繰り上げになり、④の位置にセレッソが来る。また広島が天皇杯覇者になると、マリノス、川崎がそれぞれ繰り上がり、④がセレッソになる。

マリノスに限って整理すると基本はH組で、天皇杯で広島、マリノスが優勝のときにはG組になるということ。

一部に面白い意見がある。G組の方がキツイ、天皇杯に優勝するとかえってACLがキツくなるではないかというもの。

多分それは広州恒大に対する畏怖が過剰なためだろう。確かに奴らは強い。だがグループ突破のためには2位でもOKだ。プレーオフからの進出組はタイかオーストラリアが入る可能性がある。が、そこまでのレベルではない。H組も群雄割拠だ。何しろシドニーには小野伸二がいる。中国のチームは、広州に比べれば一枚落ちるものの、韓国の蔚山(ウルサン)は一昨年のアジア王者でリーグトップと比べても遜色ない。鹿島から増田誓志が移ったことでも知られる。

つまり楽なグループなんてない。前田遼一だとか、藤本淳吾だとか、野田隆之介だとか噂はされているけれど、全部連れて来るぐらいでなければ勝ち残れないだろう。

とするならば、折角だから天皇杯制覇だ。カップウィナーの誇りとともに堂々とアジアに殴り込んだほうがいいだろう。

マルキの抜けた穴を埋めて、上に行こう。あと一ヶ月マリノスで頑張ればよかったとマルキが後悔するほどに。とか言ってたら、練習試合で端戸がハットトリックかました。既存戦力だってまだまだ伸び代がある。

マリノスの初戦は2/26だ。日本を代表して戦う国際試合で、アジアを驚かせてほしい。

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

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