【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

スポナビブログの閉鎖に伴い、引っ越し。無くなっちゃうのは忍びなかったのでアーカイブです。基本、更新はしない予定

【J1 ラスト3】問答無用のデスマッチ。天国と地獄を分けるのはデータ? 運? 気持ち?

14時に、上位チームの試合はすべて組まれた。同じ時間に白黒がつくのは良い事だ。あと3試合になったが、最終節は全試合が同時キックオフ、次の33節も上位陣の試合は同時刻開催だ。

17位・磐田対 首位・横浜FM (ヤマハ)

2位・浦和 対 6位・川崎 (埼スタ)

5位・C大阪 対 3位・広島 (金鳥)

4位・鹿島 対 14位・鳥栖 (カシマ)

まったく予断を許さない、ワクワクドキドキの展開。何しろ大混戦。首位のマリノスは勝ち点59。58が浦和、57が広島、56が鹿島、53がC大阪。1試合でひっくり返る可能性のある差でしかない。

追う立場からすれば、勝てば上位に大きな重圧をかけることができ、負けはもはや脱落を意味する。この拮抗した中では引き分けによる勝ち点1は、前節のようなことがまた起こらない限りほぼ意味を持たない。そしてこの正念場に上位が揃ってボロボロと勝ち点を取りこぼすことはもう起こらないと見ている。

というか、そんな情けない優勝争いは見たくない。第31節から、天皇杯をはさんで2週間も経つと、また状況が大きく変わった。

まずは日本代表の健闘に貢献した、柿谷と山口を擁するセレッソ。彼らが不在の間に、天皇杯鳥栖に敗退した。練習合流は2日前で、よいコンディションは望めないだろう。その点、広島の正GKの西川も代表帰りだが、ポジションとしてもセレッソのほうがきつそう。ただし3人とも先発出場するようで、これがどう出るか。セレッソホームでの勝敗は、99年以降、4勝2分5敗だ。

浦和は、J1で500試合出場を達成した、浦和一筋20年の山田暢久との契約を更新しないと発表。ナビスコは決勝敗退、天皇杯も早々に敗れたためにタイトル最後の望みにかける強い思いとやらに、このニュースが加わってどう出るか。相手は川崎、リーグで浦和ホームの場合、3勝2分3敗とまったくの五分だ。ナビスコ準決勝では2試合トータルで浦和に軍配が上がったが、リーグ戦の前回対戦では川崎が4-0で圧勝した。興梠と大久保のエースはともにいい調子なので、この二人の働きが勝敗に直結しそうだ。

エースと言えば、日本代表対オランダ戦で落ち着いてゴールを決めた、ハンパナイ大迫の存在も4位・鹿島の勝敗の鍵をにぎる。だが頼みの大迫もまた、柿谷などと同様に欧州帰り。しかも今の鳥栖は前期より大幅に勝ち点を伸ばしている上に、リーグの通算成績は鹿島から見て、1分2敗とまだ鹿島は鳥栖にリーグでは未勝利なのだ。天皇杯の負け方(1-3・広島)、守備の崩壊は衝撃的だっただけに、守備の再構築が間に合うかどうかもポイントとなる。上位との差を急速に詰めてきた、追い込みの鹿島には正念場と言えるだろう。

マリノスは、水曜の自業自得とも言える120分熱戦からどれだけリカバリーできるかがポイントだろう。天皇杯をスキップした中澤や斉藤学などはフレッシュな状態なのでチームを引っ張ってほしい。相手が降格の決まったチームでも、中位でも、やることは同じ。

得点を奪って勝つだけだ。

最前線のマルキがゴールをあげられるならそれがチームにとって一番いい。だが、だいぶ調子を落としている。ならば、上に名前のあがった齋藤学と、前節ゴールの兵藤という両翼、さらには帰ってきた中村俊輔という第二列の動きがキーになる。

それに伴って、本来のボランチに戻る中町の効果的な攻め上がりも見られることだろう。主将不在の非常時を抜けて、集大成の3試合だ。これぞマリノスという試合を見せてもらおう。

さ、磐田出発です。民衆の歌、みんなで歌って、勝利をもぎ取って来ます。お留守番の方々もテレビの前からパワーを送ってください。

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

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