【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

スポナビブログの閉鎖に伴い、引っ越し。無くなっちゃうのは忍びなかったのでアーカイブです。基本、更新はしない予定

この展開は優勝しろってことでしょう〜第31節・名古屋戦(日産ス)1-2

2点目の取られ方が良くなかった。その後、名古屋のお得意のパワープレーをしかけたが闘莉王や増川に加えて、途中で入ったダニエルらが横並びで弾き返すので、わずかなほころびも見られない。見せ場の少ない後半の攻撃。

俊がいないのに、いるかのようにプレーしてしまったことが敗因。とは中澤佑二

富澤清太郎は、距離感と共通理解が浅くて昨日しなかったと語る。

俊輔の入院以降、一週間以上の準備期間があり、3日の湘南との練習試合では、すでに富澤と小椋のボランチに、トップ下が中町という布陣を試していた。この日の名古屋戦よりは中町自身がゴールを決めるなどだいぶ機能していたように見えたのだが、本番では何が狂ったのか。

中町が、小椋が、悪いのではないと思う。一つは改めて俊輔の能力とプレースタイルが想像以上に異質であるということがわかった。俊輔は「監督が中心に据える」存在ではなく、自然とそんなチーム作りをしなくてはならない存在なのかもしれない。すると、俊輔不在時の全く別の闘い方を、ある程度の習熟度とともに用意する必要があるだろう。少なくとも、樋口監督が「中町トップ下を俊輔不在を想定して温めていた」と語ったが、それだけでは不十分だったと言えよう。しかもダニウソンのはたらきがすごかった。あの猛烈なボールホルダーへのプレッシャーで、富澤、小椋、中町のトライアングルは決定的に機能不全になってしまったと見る。

PKを取られた中澤のハンドの判定は残念だった。周りに誰もいない中で二の腕に「当たってしまった」のを、立ち上がり10分に取る必要があったのか。後半のダニウソンのエリア内での学へのチャージもとってくれてもよかったのではないか。とも思うが。

学→兵藤のゴールは素晴らしかったが、バーを叩くこと2回。マルキの幻のゴールもあり、そりゃ展開としてはキツイよね。

あと3試合。次は俊輔の復帰に向けて動き出さなければ。でも、これで首位陥落か。自力優勝のない追う立場はキツイなあ。って試合終了時には思ってしまった。

この日、よっしゃあ!と日産スタジアムで叫んだのは3回。マルキの幻のゴールと、兵藤の同点ゴールの瞬間。そして、試合終了後に広島が柏と引き分けたことを知った瞬間だ。

広島には抜かれなかった。後は夜、仙台対浦和での仙台を猛烈にテレビで応援しよう!

そして帰宅後、早めに風呂を済ませて、万全の状態でスカパーを見る。この試合だけで3回、よっしゃあ!と叫ぶ瞬間が生まれた。仙台は本当によく耐え、素晴らしい粘りを見せた。後半アディショナルタイムに仙台、石川のゴールが決まって3-3。石川は左サイドで消極的なバックパスが多くて、イライラしてたが最後に大きな仕事。

正直に言って昨日のマリノスの出来は良くなかった。小林祐三は「今季ワーストではないか」と言っている。それにもかかわらず、首位キープ。望外の結果だと言っていい。

1横浜FM 59 +20

2浦和 58 +18

3広島 57 +20

4鹿島 56 +10

5C大阪 53 +18

間違いなく、これはマリノスに優勝しろという見えない力が働いているのだろう。この柏さんと仙台さんによる千載一遇のチャンスを生かすためにも、あと3試合、全力で戦ってほしい。悪い試合をしてもすぐ修正できるのも今年のマリノスの強みだ。

鹿島やセレッソの追い上げは不気味だし、彼らにチャンスが生まれた原因はマリノスの足踏みにある。

だが勝ち点9を目指すここからの一ヶ月。9をその手に掴めれば、無条件で優勝が決まるのだ。

ますます盛り上がってまいりました。最後の最後に、絶対に笑おう。シャーレを掲げるのは中村俊輔だ。

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